トリリンガルとチャレンジャーの少ない日本の未来を考える



トリリンガルとは3種類の言語を話せる人のことです。例えば、芸能人の中にもトリリンガルがいるのですが大抵はハーフやクオーターの人です。

金城武やトリンドル、LiLiCo、知花くらら、森理世、川原亜矢子、ソニン、BoA、ボビー・オロゴン、滝川クリステル、中谷美紀、関根麻里、Gackt、福原愛、石川佳純など。

 

ちなみに、1つの言語のみを話せる人をモノリンガル、2ヶ国語を話せる人をバイリンガル、4ヶ国語以上が堪能な人をマルチリンガルと言います。

トリリンガルには「幼いうちに外国語を身につけると母語の表現力が貧弱になる」などと否定的な意見もありますが、「きちんと外国語を習得しておくと世界を舞台に活躍しやすくなる」メリットはとっても魅力的ですね。

 

 

トリリンガルの少ない日本!

2020年の東京オリンピック開催に向けて日本は大きく変わっていくことでしょう。外国人観光客を迎えるためにも、これから英語や中国語などを学ぼうと考えている人も少なからずいるはずです。

これからの時代を生きるビジネスマンには絶対に必要な能力だと考えている方もいるでしょう。

 

しかし残念ながら、日本人の英語能力は世界的に低いものですし、トリリンガルはおろか、バイリンガルですらさほど多くはありません。

 

 

中国や韓国のトリリンガル

日本企業に就職を希望するアジアの若者たち、例えば中国人や韓国人は、日本語・英語、そして母国語の3ヶ国語が話せます。

日本にもバイリンガルはいますが、トリリンガルはまだまだ少ないですのが現状です。

 

とはいえ、どんなにグローバルな時代であっても「英語が出来ないと生きていけない」わけではありません。

高度な翻訳機も進歩してきていますし、個人的には語学はそれほど重要なものだとは思っていません。それよりも大切なのは、社会が評価してくれる専門性を持つことなのです!

 

 

チャレンジャー少ない日本の若者

過去20年間に渡って暗かった日本の経済には、少しずつ明るい兆しが見えつつあります。これは世界経済サイクルの流れによるもので、アベノミクスは大した成果をあげてはいません。

それはともかくとして、日本の若い世代にはチャレンジ精神という輝きが感じられません。戦後日本復興期の熱はあるよしもなく…どうしたら現代の若者たちの意識を変えていくことができるのでしょうか?

 

残念ながら、アジアの大卒と日本の大卒の質を比べてみると…特に中国のトップクラスと比較すればその差は明らかです。

 

 

海外で存在感を出そう!

以前私がカンボジアに行った時、現地の人はこう言っていました。「この橋は日本人が作ってくれた。でも渡っているのはほとんど韓国人だ」と。

 

別に手柄どうこうの話ではありませんが、世界的な紛争に対しても、日本はお金だけを出して人はほとんど動きません。評価されない日本人。。。

世界には、そしてアジアの中にもそんな空気が流れています。兵役のあるアジアの国々と比べ、日本はなんと貧弱なことかっ!これで本当に良いのでしょうか?

 

 

まとめ ☆

「トリリンガルが少ない」「日本の存在感が薄すぎる」と嘆く前にまず考えなければならないのは、これから日本が成長していくためには既得権者をなくしていかなければならないということです。

身近な例では、「一度雇われたら後は身分が保証された」とする終身雇用や地方公務員の制度です。このような既得権の存在が日本のさらなる成長を阻害しているのです。

 

非正規雇用の改革とあわせて、「仕事をしない正社員」&「9時5時いるだけ公務員」を規則に基づいて解雇できるよう労働法を改正すべきではないでしょうか。

日本はこれから労働人口が減っていきますが、高齢者や女性の雇用機会を増やしていくのと併行して、外国人労働者を適切に受け入れていくこと、そして、無能な正社員や税金ドロボーな公務員を一度リセットすべきだと思うのです。

 

日本国民の皆さんには自分の足でしっかりと立って「この程度の豊かさでは満足できない」というハングリーさを持ってほしいのです。

その上で、世界中の困っている人たちに貢献していく真のボランティア精神を当たり前に持っていてほしいのです。

 

熊本地震のような災害時には海外からの人的支援を快く受け入れ、トリリンガルの人たちにもご活躍いただき、公僕である公務員は週末に現地支援活動を行う、ボーナスは義援金に回す、くらいの動きがあってもいいのではないでしょうか。

 

平和な社会のために…