タイのバンコクやイタリアのローマなどからトランジット(乗り継ぎ) で上海浦東国際空港を利用する場合、できることなら丸一日くらいは上海観光のために時間を空けておいてほしいものです。
ただの “乗り継ぎ地” としてではなく、大都会観光に、そしてグルメのために「上海」を楽しんでほしいのです。
なぜなら、そこにはほっぺたが落っこちてしまうほどに美味しい「小籠包」があるから!
というわけで、ここでは「丸一日しか時間がない」「でも絶品の小籠包が食べたい」場合を想定した上海の楽しみ方を紹介したいと思います。
まずは「豫園」へと向かいましょう!
◉ 豫園
上海浦東国際空港からリニアモーターカーで「龍陽路」駅までササッと移動しましょう (所要時間10分ほどです)!リニアですからね。とにかく速いです!
※「空港」〜「龍陽路」間は、往復チケットを購入すれば片道40元です (通常片道50元)。
「龍陽路」駅からは地下鉄2号線で南京東路まで移動し、地下鉄10号線に乗り換えて「豫園」駅まで行きましょう (所要時間40分ほど)!
「豫園」駅に到着したら、豫園商城や九曲橋を目指して5分ほど歩きましょう!
有名な観光地「豫園」の一帯はショッピングスポットでもありグルメスポットでもあります♡
いかにも観光地って感じもしますが、確かに、飽きさせない、ワクワクしてしまう何かがここにはあります♡
迫力と雰囲気のある建物がずらっと立ち並んでいますよっ!(豫園商城の外にある上海老街という通りにもいろんなお店があります)
つまり、豫園の一帯は本当にワクワクなグルメスポットなんです!中には胡散臭いお店もあったりしますが (笑)
そして、豫園に来たら誰もが必ず一度は食べると言われている小籠包の大人気店「南翔饅頭店」の前は…やっぱりいつ行っても長い行列ができています。

そうなんです!
初めての方もリピーターの方も、上海を訪れたら必ず足を運びたくなるのが名園「豫園」のそばのお買い物&グルメスポット「豫園商城」!
ここは中国らしい趣のある建物が立ち並んでいる活気ある商店街で、観光客のみならず、地元の人にも大人気のショッピングエリアなんです!
そんな豫園の一角に、小籠包モンスター「南翔饅頭店」はドーンと門を構えているのです!
絶対に美味しいはずですっ!みんながこんなにも苦労して並んで買って食べるだなんて!…とはいえ、時間のないみなさんはのんびり食べてる場合ではありません。
混み合う時間帯を避け (朝7時のオープンと同時に行くのがベストですが) 、豫園老街沿いにある窓口で先に食券を買い、列に並び、順番が来たらそれと引き換えに “お目当の品” を窓口からそーっと受け取り、左側に置いてある黒酢をすばやくかけ、右側の箸を取って、ベンチをキープしていただくか…
行列をかきわけ、池側の階段を2階に上がり、座って食べられるレストラン「船舫」で相席覚悟で座席を確保し、レジで食券を買って席で待って、オーダーしたものが運ばれてきたら貪るようにいただくか…
仮に、運良く窓際の席が空いていたら、そこから九曲橋など緑波池の風景が見渡せます♡
ちなみに、一番人気は蟹ミソ入り小籠包(蟹粉鮮肉小籠包)です♡ 湯気が立ち上がるせいろの中の小籠包は、皮はもちもちで弾力があり、噛むと中からジュワ~と肉汁が出てきます♡
南翔饅頭店の小籠包のおいしさの秘密、それは手間暇かけて作られている餡にあります。厳選した豚のひき肉の中に、鶏と野菜のスープで豚皮をじっくり煮込んで作ったゼラチンを混ぜるという企業努力の賜物で、この小籠包は上海市で初めて非物質文化遺産にも認定されました。
あ〜、早く食べたいっ!今すぐにぃ〜!!!
◉ 3階は高級感あるオーダー制レストラン「長興楼」「鼎興楼」
3階は、2階よりも高級感のある内装となっており、右手に「長興楼」、左手に「鼎興楼」という2つのレストランがあります。
この2店はテーブルに付くと店員が注文を聞きにくるオーダー制で、1,2階よりも値段が高くなっている分、待ち時間は短くて済みます。
「長興楼」は、小籠包などの点心やスープものが中心で、1人50元という最低消費金額が設けられています。
「鼎興楼」はさらに高級で、メニューは増えて小籠包だけでなく炒め物や魚料理などの上海料理も注文できます。最低消費額は1人80元 (メニューには日本語表記もあります)。
ゆったりと、優雅な気分でお食事を楽しみたい方には「鼎興楼」がお薦めです♡
なお、この建物にはエレベーターがありませんし階段は狭いので、大きなスーツケースやベビーカー、車椅子などの方は気をつけた方がいいですよ!でも、とにかくまいうーです ♡