可愛すぎるタイの「レディボーイ」と「普通の女性」の見分け方



タイは世界有数のニューハーフ大国でその数なんと30万人超…とも言われています。タイの人口は約7,000万人なので、パーセンテージにすると0.4%ほど。

ちなみに日本の人口約1億2700万人にこの0.4%を当てはめてみますとおよそ50万人という数字になります。これは、日本に滞在している韓国 & 北朝鮮の人たちとほぼ同じ数字になります。そう考えると、多いような少ないような…

 

実際、タイ (特にバンコク) に行くと、空港・レストラン・美容室・コンビニ・化粧品売り場・屋台など、至るところで彼らを見かけます (まあこれはフィリピンなどでもそうなのですが)。

ではなぜ、タイにはこんなにもニューハーフ (レディーボーイ) が多いのでしょうか?街中で「美人だ」と思ったら、ニューハーフである確率の方が高かったりします。

 

タイのニューハーフ = レディボーイとは…

タイでニューハーフは「レディーボーイ」もしくはタイ語で「カトゥーイ」(กะเทย)と呼ばれています。皆が皆美女なわけではありませんが、観光客の目に触れやすい場所 (繁華街など) にいるレディーボーイは美人が多い傾向にあります。

 

 

ただし、彼女たちは元男!キレると怖いしパワフルなので注意しましょう。自分が初めて訪タイした時も、男性と口論の末取っ組み合いをし始めたレディーボーイを見かけました。

くれぐれも、バカにしたり差別的発言をしたりしませんように!

 

 

タイにレディボーイが多い理由

タイにレディーボーイが多い理由はよくわかっていませんが、おそらくこうだろうと言われている説は以下の3つです ↓

 

①  徴兵制

徴兵検査で「かわいい!」と話題になった元男性のモンタナさん

タイでは18〜21歳の男子に徴兵検査を受ける義務が課せられています。くじ引きによって決まるものなので、全男子が徴兵されるというわけではありませんが、万が一「当たり」を引いてしまったら、2年間地獄のような訓練に耐えなければなりません。

一応は、戸籍上「男性」のレディーボーイにもこの義務が課せられるのですが、実際は「身体が女性である者が軍隊にいると風紀が乱れる」という理由から徴兵を免除されるケースが多いのです。

 


②  出家

義務ではありませんが、タイでは「男は一生のうちに一度は出家して僧侶の生活を経験するべきだ」という風潮があります。仏教が重んじられているタイでは、若者自身が出家を望み、またタイ社会も官公庁や軍などの国家機関に勤める者が出家する場合には有給休暇などを与えるという制度を持っています。

ここでよく語られているのが「出家中の生活によって第三の性に目覚める」という話です。出家中は厳しい戒律を守らなければならず、女人禁制もその戒律に含まれます。そういった生活環境が、潜在的なレディーボーイを目覚めさせるキッカケになっているのでしょう (徴兵制も同じ)。

 


③  職業不足

東南アジアでは職業不足のために体を売ってお金を稼ぐ女性が多く、タイも例外ではありません。特にタイのような観光立国では、世界中から多くの旅行者が訪れるので体を売る職業の需要は非常に高いのです。

そういった理由から、特に貧困に陥りやすい田舎の農村地帯では幼い頃から女性として育てあげ、一定の年齢になると都会に行かせて体を売らせるという親もいるのです。

 

 

タイのニューハーフは本当に美人が多い!

タイには本当に、物凄い美人のニューハーフがゴロゴロ存在しています。正直、「ここまで可愛いんだったらニューハーフでもいいや」と思えてしまうほど。
 


 

写真で見ても、普通に女性にしか見えません。そして普通の女性よりも綺麗で色っぽい!こんなニューハーフがいたら、誰だって男だなんて気付きませんよね?

 

 

レディボーイの見分け方

では、具体的にどのような点を注意すれば、レディボーイなのか違うのかを判別できるのでしょうか?

 

①  雰囲気をチェック

まずはじめに、タイで「物凄くきれい」「とっても可愛い」女性らしき人を見かけたら、「レディボーイかも…」と疑うことから始めましょう!

「すごく綺麗。でも何か引っかかる…」この動物的直感はとても大事です。タイでは、この直感がおそらく8割強当たっています。

 


②  声をチェック

大抵のレディボーイは頑張って可愛い声を出しているので、地が出たときにわかります。

 


③  外見をチェック

本能で違和感を感じた後は、容姿をチェックするはずです。でも正直なところ、(彼女たちは) 長年女性ホルモン注射を使っているため、体は女性化しています。

そこで第一にチェックすべきは「骨格」& 「肩幅」です。さらに、元男であれば顔のエラが張っていたり手足のサイズが大きかったりする場合があります。身長も一つの判断基準となるでしょう。

他にも、「お尻に丸みがなく小さい」「指の関節が太い」「喉仏の有無」なども確認してみましょう。もちろん、これらもホルモンや手術で分からなくしているケースもあります。
 

 

④  歩き方をチェック

歩き方が妙に女性らしくモデルの様な歩き方をするコは即疑いましょう。

 


⑤  トイレをチェック

…と言いたいところですが、レディボーイであれば普通に女性用に入ったりしますので、これで判別することはできません。ただし、わざわざ離れたトイレに行こうとする場合は疑わしいと思った方がいいです。

 


⑥  IDをチェック

外見は100%オンナとはいえ、戸籍上は男のままです。タイでは、個人のIDカードの所持が義務付けられていますので、最終的にはこれで確認しましょう。ただし、チェックされることを見越してニセのIDカードを提示されたらお手上げです。
 

 

⑦  生殖器でチェック

こちらも、完璧な手術で判別不能になっているレディボーイもいますので、確実な判別方法にはなり得ません。

 


⑧  戸籍をチェック

最終的に結婚だなんだとなってきた場合には、「戸籍」のチェックが必要です。戸籍上の性を女性に変更することはできませんからね。ただし、将来的には「変更可」になって判別できない可能性も。

 

 

最終手段の見分け方

実は、上述した8つの方法以外に、確実性のある見分け方があります。それは、、、

周りの人に「彼女って、もしかしてニューハーフ?」と聞いてみることです。タイ語なら、「男」は「プーチャイ」、「オカマ」は「ガトゥーイ」と覚えておきましょう。

 

「彼女はオカマじゃないの?」と聞くなら、”カオ ペン ガトゥーイ チャイ マイ?” になります。

イエスなら”チャイ”、ノーなら ”マイ チャイ”と返事が返ってくることでしょう。はっきり「はい」と言わなくても、何となくニヤけたりしているのを見ればわかりますね!

 

 

差別はなかなかなくならず…

タイにはレディーボーイが多く、将来的には法律で「第三の性」として社会的に広く認められていく可能性もあるわけですが、彼女たちを毛嫌いしている人も少なくありません。

例えば、2011年に「タイで世界初のレディーボーイのキャビンアテンダントが誕生」しましたが、このようなケースは稀です。仕事で意図的にレディーボーイにだけきつい役割を与えたりすることはザラにあります。

 

 

おわりに

上述した「見分け方」を総合的に駆使して、レディボーイを見分ける経験を積んでいきましょう。そうすれば、段々とわかるようになってきます。

でも「人生は一度きり!」

いろんな経験を味わってみてもいいんじゃないかなと思わなくもありません (笑)