「クリスマスといえば欧米」のイメージが強いですが、欧米諸国や日本に負けず劣らず、アジア各国もクリスマスにはかなり力を入れています!
「冬のコート要らず」「寒さ知らずで楽しめるアジア」のHOTなクリスマスを一度くらいは満喫してみませんかっ ☆

フィリピンでは国民の大多数がキリスト教徒。「クリスマスはキリストの生誕を祝う儀式」と考えています。そのため、クリスマスは盛大かつ大規模なんです!
《続きを読む》雑貨店などでは9月頃から装飾品が売られ、早々にクリスマス気分が味わえます。
(なんと!フィリピンでは9月から2月までがクリスマスシーズンなんです!長い!)
あなたもこの時期フィリピンに行ってプレゼントを交換し合ったり、豚の丸焼きを食べたり、ノリの良い音楽に合わせて飲んだり踊ったりしてみませんか☺️

フィリピンでは、会社もクリスマスパーティを主催します。スタッフたちの「慰労」の意味を込めて…
実は私もフィリピンで会社員をやっていましたので会社主催のクリスマス・パーティを体験しましたが、それはもう本当に楽しいものでした!しかも、ワンシーズンに2回も盛大なパーティが!パーティ・アニマルにはたまりませんっ☺️

カンボジアにはもともとクリスマスを祝うような文化はありません。なので、12月にカンボジアにいると、「年の瀬が迫っている」…という実感が湧いてこないのです。
《続きを読む》世界各国が盛大に祝うクリスマス。。。のはずなのですが、ここカンボジアでのクリスマス熱は低く、気候も少し肌寒く。。。仏教国カンボジアらしく、本当に盛り上がっていません (笑)。
それでも、要所要所にはそれなりのライトアップが施されており、飲食店などではツリーが飾られ、店員が赤い帽子をかぶって接客してくれる姿が見れます。ただ、それくらいです。
でも、運が良ければこんな光景を見れるかも ♡
カンボジアでロマンチックな雰囲気を感じたいのであれば、一流のホテルに滞在してくださいね!

まずはじめに、「ブルネイってどこ?」という方もいるのではないかと思いますが、ボルネオ島にある、東南アジアの国の1つです。
《続きを読む》
ただ、、、
2015年、ブルネイのボルキア国王は、国民に対して「クリスマスを祝おうとする者は5年の禁固刑を受けることになる!」と警告。
そんなわけで現在、保守的なイスラム国家ブルネイでは、クリスマスカードを送ったりサンタクロースの衣装を着たりすると禁固刑を受ける可能性もあるようです。
とはいえ、ブルネイにはイスラム教以外の宗教を信じる国民もいます。そんな彼らはクリスマスを祝うことができるらしいのですが、それは「自分たちの集団内部のみ」…に限られているのだとか。
それでも、クリスマス禁止法はイスラム教徒かどうかに関係なく適用されるようで、外国人旅行者であっても過度にクリスマスを祝おうとすると鞭打ちの刑や投獄の憂き目に遭ってしまいかねません。くれぐれもご注意を!
「クリスマス禁止法」を発したボルキア国王
つまり、ブルネイでは基本的に「クリスマスツリーを飾ったり、クリスマスソングを歌ったりするような行動はイスラムの教えに反する。ゆえにイスラムを信ずる者はその教えに対し真面目に接しなければならない」とされているのです。

マレーシアのクリスマスはとてもカラフルです!このカラフルさからアジアっぽさが感じられるのではないでしょうか☺️
《続きを読む》クリスマス目前。一年中常夏のマレーシアでも街はクリスマスムード一色です!この時期クアラルンプールでは、ショッピングモールやホテル、コンドミニアムなど、街の至るところにクリスマスのデコレーションを見ることが出来ます。
クアラルンプールのシンボル、「ペトロナス・ツインタワー」のすぐ下に、マレーシアで最も背の高いクリスマスツリーが飾られています。

高さ32m、幅14mのクリスマスツリーは、大きなツインタワーの前でも存在感があり、夜遅くまで観光客が絶えません。
また、クアラルンプール中心にある Bukit Bintang (ブキッ・ビンタン) のショッピングモール…のアトリウムにあるクリスマスツリーが大変な規模になっています!

なんと、アジアの室内クリスマスツリーで一番高い23mなんです!おまけにクリスタルが174,853個も使われているんだとか!
その価値、約300万リンギット(約9千万円)なんだとか・・・。この特大クリスマスツリーのある広場には、さらに小さなクリスマスツリーもあり、子供が乗車できる汽車が走っていたりステージで様々なイベントが開かれていたり、と連日盛り上がりを見せています。
この時期にクアラルンプールを訪れる方は、街のあちこちにある個性豊かなクリスマス・デコレーションに目を奪われること間違いなし!
日本のように寒空の下で見るイルミネーションとは異なり、ツリーの隣にヤシの木があったり、記念撮影をしている人が皆半袖だったり…。真冬のクリスマスに慣れている日本人にとっては少し不思議な光景ですが、それもまた新鮮で面白いと感じられるはずですよ☆

ベトナムは他の多くのアジア諸国同様、仏教大国です。ベトナム人の8割は仏教徒だと言われています。しかし、クリスマスとなると話は別!
《続きを読む》若者や子連れのファミリーにとって、クリスマスは一年の中でも重要なお楽しみイベントの一つなんです。日本人にとってのクリスマスは聖夜のイメージですね。大切な人と静かに過ごし、夜はカクテルでグラスを鳴らす。
しかし、ベトナムではそうではありません。お正月同様、とにかく騒ぐのがベトナム流の楽しみ方なんです!皆さんカメラを片手にクリスマスツリーやイルミネーションの前でフラッシュの嵐 ☆

そして、ベトナムではクリスマスのシーズンになると、レストランで期間限定メニューが発売されます。旅行で訪れるのであれば、外国人観光客向けのレストランがおすすめですよ!
ちょっと贅沢にいきたいならフレンチレストランがおすすめ!ベトナム系フランス人がシェフの、本格的フランス料理を堪能できるお店もあります。
アジアの中でプチ・クリスマス…な感じです ♡
ベトナムに来たからにはベトナム料理の王道も食べておきたいところですが、クリスマスディナーくらいはベトナム料理から外れてもいいのでは☺️
フランス文化の名残あるホテルの装飾。華やかです☺️ そして、ベトナムといえばバイクですが、そのバイクもクリスマス仕様になっていたりします (笑)。

聖夜らしく静かに過ごす日本人と比べて、ベトナムの人たちは騒いで楽しむのが好きなようです。

インドネシアはイスラム教徒が大半の国です (人口の約90%)。
《続きを読む》ただし、インドネシアは宗教の自由を認めているため、イスラム教、キリスト教 (カトリックとプロテスタント)、ヒンドゥー教、仏教のそれぞれの暦による主要祝祭日が国の祝祭日となっています。
なので、大半がイスラム教徒であるインドネシアでも、キリストの誕生日とされるクリスマスはお休み!12月24、25日が祝日となっています。
インドネシアでも、キリスト教徒は教会に行くとのことですが、大半のムスリムはどのように過ごすのでしょうか?

彼らは特別クリスマスを祝うわけではないようですが、それでもせっかくの連休!ショッピングモールにお買い物に行ったりするようです。モール内は写真のようにクリスマスのデコレーションが施されています ♡
実はこの時期、多くのインドネシア人にとって「クリスマス」といったロマンチックなイベントはどうでもよく、むしろ、「クリスマス + 新年」のセールが大事!
結局、ムスリムにとってクリスマスは「日常 + αのお休み」くらいな感じのようです (笑)。
こうやってクリスマスを祝う人たちもいます ♡

経済発展真っただ中のシンガポールでは、東南アジア最大級のイルミネーション「Christmas On A Great Street」が開催されます。昔の東南アジアのイメージとはかけ離れたハイクオリティーなイルミネーションなんです☺️
《続きを読む》オーチャード・ロードに建ち並ぶ巨大ショッピングモール群がそれぞれ手掛けるオリジナルのクリスマスツリーも、この時期ならではの風物詩です。
毎年子どもたちが楽しみにしているTanglin Mallでの人工雪イベントやクリスマスセールなど、この時期ならではのイベントも数多く予定されています。

多民族国家のシンガポールには様々な宗教を信じる人々がいますが、日本同様、クリスマスのイベント自体に宗教的な意味合いはなく、どの宗教の信者たちも皆クリスマスを楽しんでいるようです。
様々な人種が働くオフィスでも、クリスマスシーズンにはツリーを飾ったり社内でプレゼント交換をしたりするのが恒例になっています。
有名ホテルにも立派なツリーが飾ってあり、特に人気の観光地であるマリーナ・ベイ・サンズのツリーは観光情報サイトのトリップアドバイザーで「死ぬまでに見たい世界のクリスマスツリー10」にも選ばれました。


上海でも、街のイルミネーションやクリスマス飾りがムードを盛り上げてくれます。上海では、ホテルやショッピングモールにもツリーが飾られますが、一番のおすすめスポットは毎年「徐匯濱江緑地」で開催される「クリスマス・タウン」です。
《続きを読む》イルミネーションがとにかくきれいで、サンタクロースと一緒に記念撮影したり、100店舗以上からなるドイツ風のクリスマス・マーケットで買い物したり、と素敵なクリスマスを楽しめます。
ちなみに上海ではクリスマスのことを
(シェンタンジェ)と呼びます。そんな上海では、ヨロッパのように外で飲むホットワインがオススメです!めちゃくちゃ美味しいです!

基本的には日本のクリスマスに近い気がします☺️

台湾では、毎年12月初旬から1月初旬ぐらいまで「台湾鉄道板橋駅」の周辺でイルミネーションが輝きます。
《続きを読む》メイン会場は幻想的なイルミネーションが灯され、様々な屋台やアトラクションを楽しめます。冬の寒さに負けず、台湾の情熱と活力をたっぷり感じてくださいね!
ただし、
日本では12月に入るとクリスマスケーキの予約が始まったり、多くのレストランでクリスマスメニューが発表されたりしますが、台湾では基本、大手百貨店のイルミネーションやクリスマスセール程度。
それ以上に、日本ほど大々的に祝われることもなく、街中がイルミネーションで彩られる…ということもありません。
なので、街中全てがクリスマスムード一色…といううよりも、行くべきところに行かないと、クリスマスの雰囲気を楽しむことはできません。
そして、クリスマスツリーやサンタの置物などは2月になってもまだ設置されているなど、クリスマスが終わった後も撤去する様子は全くありません。

それもそのはず、台湾では旧正月を祝う文化があり、クリスマスよりも2月の旧正月の方が重要な他め、その時までクリスマスの飾りは直さず置いてあることが多いのです。
よく言えばクリスマスが長いのですが、悪く言えばクリスマスに無関心…とも言えるでしょう☺️

香港でもクリスマスツリーやデコレーションは街中で楽しめます!各ホテルやショッピングモール、中華レストランでもオリジナリティー溢れるクリスマスデコレーションが装飾されています ♡
《続きを読む》街中のビルもクリスマス仕様になっています。そして、香港空港でお出迎えしてくれるのはスワロフスキーのツリーです。バルーン型がユニークです。
さらに、かなり有名になった「チムサーチョイ・イースト地区」にあるビルの名物デコレーションがこれ! 旧正月前までこのイルミネーションは続きます。

中華系の文化を基本にしながらも、長らくイギリスの統治下にあった香港のクリスマスは、今でも西洋の文化が色濃く残っています。西洋と東洋が混ざった香港のクリスマス、夜景とイルミネーションでロマンチックな香港のクリスマスをぜひお楽しみください ☆
イルミネーションや夜景が大好きなあなた!香港にはクリスマスこそ行くべきかもしれませんね!

タイと言えば敬虔な仏教国として知られていますが、日本と同じようにクリスマスを年末のイベントと合わせて楽しむ文化が定着しているようで、バンコク中心部では多くのイルミネーションや歳末セールが見受けられます。
《続きを読む》恋人や仲間と過ごす特別な日という意識は日本ほどではないように見受けられますが、それでも、ホテルや商業施設では「クリスマス・ディナー・プラン」を用意する場所も少なくありません。
一方で、国王誕生日(父の日)が12月5日であることから、クリスマス前と重なるこの時期に大通りはイルミネーションで飾られ、クリスマスの装飾と一緒に国王の肖像が掲げられるのはタイ独自のスタイルです。
さて、毎年多くの見物客が訪れるショッピングモールやホテルのクリスマスツリーと個性的なデコレーションの数々。。。
シンガポールのオーチャード・ロード同様に、バンコクでも鑑賞スポットが集中していますので、そういった意味では歩ける範囲で様々なイルミネーションが楽しめます。
トップの写真は「セントラル・ワールド」の巨大クリスマスツリーですが、ここではビアガーデンを楽しむことができます!冬に外でビールを楽しめるのは、熱帯国ならではの特典ですねっ!

ほかにも、
水族館や映画館を有する高級デパート「サイアム・パラゴン」のクリスマス演出も気合いが入っています!真白な雪の結晶をモチーフにしたクリスマスツリーは、夜になるとピンクや白などの美しいグラデーションライトに輝き、観る者を魅了します。
この「サイアム・パラゴン」は、「世界最大の人間クリスマスツリー」などの記録作りに挑戦しています。毎年、どんな記録を生み出すのか、楽しみです☆

空港のターミナルをイメージした個性派ショッピングセンター「ターミナル21」は、駅のすぐ目の前に立つ大きなクリスマスツリーのみの演出となっています。
一方で、ファミリー層からの支持が高い「アマリン・プラザ」は、子供が喜ぶポップでメルヘンな世界観のクリスマス・イルミネーションが人気です。

ほかにも、
この時期に光のトンネルに変身するスカイウォークなど、市内にはイルミネーション・スポットがちらほら。日本のクリスマスとは一味違う常夏のクリスマスをバンコクで体験してみるのはいかがでしょうか?
いかがでしたか?
1年中暑く、そして仏教国のイメージが強い東南アジアですが、クリスマスにはどの国も力を入れています!ちょっと意外だったのではないでしょうか?
今やクリスマスは宗教も季節も関係なく、全世界で楽しめる行事の一つになってるのかもしれませんね!冬休み、近場の東南アジアでクリスマスを過ごすのもいいですね ♪

余談ではありますが、
アジアの観光客が「クリスマスに行きたい国・地域」のトップは日本でした。2位以下は次の通りです。
タイ、マレーシア、香港、米国、台湾、中国本土、韓国、フランス、ドイツ。
ちなみに日本は、台湾の人たちからの人気が特に高く、クリスマスに海外旅行に出かける理由について、「外国のクリスマスを味わってみたい」と回答しています。
クリスマスって素敵ですね ♡
そして台湾の皆さん、どうもありがとうございます!