【世界の最新犯罪】ヌード写真で脅迫する中国人 in カンボジア



世界では、個人のヌード写真を脅迫材料にして、よりみだらな画像や金品などを被害者に要求する「セクストーション」(性的脅迫)と呼ばれるサイバー犯罪の被害が驚くほど拡大しているようです。

被害者の大半は未成年…
大人の場合は女性がほとんど…

 

そして、加害者の多くは男性で、複数の被害者を食い物にしているとか。被害者は、羞恥心から名乗り出ることがありません。何ともひどい話ですねっ!

このセクストーションには、個人所有のパソコンをハッキングして性的な画像や動画を盗み出したり、ウェブカメラを乗っ取ったりした上でより多くのものを被害者に要求する行為が含まれます。もっと一般的なのは、ソーシャルメディア (SNS) などを利用して被害者から写真を入手し、恐喝の材料にする手口なんだとか! 

 

どうやら、インターネットで世界がつながったことで、歴史上初めて、性的な脅迫の加害者が被害者と同じ国にいる…とは限らなくなったようです。例えば、ある女性が未知の送信者からのメールを開くと、女性本人の性的な画像と職業や夫、子ども3人に関するデータが添付されていたとか。

送信者は、「もっと卑猥な性的動画を一両日中に送ってこなければ、この画像を公開し秘密を家族に暴露する」と脅迫したそうな。。。

 

 

 

中国で社会問題化する「裸ローン」とは

女性が自分のヌード画像を担保にしてインターネット上の金融業者から借金をする「裸ローン」が社会問題化している中国で、担保にされた写真や動画がネット上に大量流出したことが明らかになりました。

中国では、ネットを通じて個人間のお金の貸し借りを仲介するP2P(ピアツーピア)金融が急成長を遂げていますが、規制面の問題を改めて浮き彫りにした格好です。

 

このシステムでは、貸し手は匿名での取引を認められていますが、借り手は実名の登録が義務付けられています。そして、融資額や金利は利用者の要望に応じて調整でき、利用者は銀行をはじめとする在来型の金融機関からの借り入れが困難な人が多いのです。

この「裸ローン」の金利は週30%という驚くべき高さに設定されています。

 

そして、貸し手は借り手 (女性) に対して、「ローンの返済ができなければヌード写真を家族や友人に送り付ける」という条件を課し、取引内容によってはさらなる個人情報の提出を要求する場合もあるのだといいます。

 

 

 

ヌード写真で脅迫する中国人 in カンボジア

2017年夏、カンボジアの警察当局は、インターネットユーザーに裸の写真を送るよう唆し、その写真を使って現金を脅し取っていた犯罪組織に関わったとして、中国人の男女215人を逮捕したと発表しました。

カンボジアでは、これまでも複数の中国人犯罪組織がサイバー犯罪を繰り広げていたとされており、当局が摘発を進めていました。

 

ちなみに、今回摘発された犯罪組織は、中国本土の人々にインターネット通話で接触を図り、徐々に良好な関係を築いた後、裸の写真を送るよう要求していたようです。さらに、送られてきた写真をもとに脅迫・恐喝をしていたとみられています。

こうした状況を把握していた中国当局からの情報提供を受けて、カンボジアの警察当局はタイとの国境地帯にある居住施設を捜索し、男女215人を拘束したのです。

 

近年、中国は (本国での捜査を避けるために) 海外から詐欺を行う犯罪者が引き渡されるよう、積極的な姿勢を取っています。

 

 

 

「いいね」ボタンを大量に押す「クリック工場」

 

2017年夏、タイでは、ソーシャルメディアに紹介された中国製品に「いいね」ボタンを大量に押す「クリック工場」を操業していた疑いで、中国人の男3人が拘束されました。

タイの警察当局は、3人がカンボジア国境近くに借りていた住宅を捜索し、パソコンに接続された約500台のスマートフォンが棚に並べられているのを発見。この時同時に、タイ製のSIMカードおよそ40万枚も押収されました。

 

この中国人3人は取り調べに対し、中国の企業から雇用され、中医薬やキャンディーといった数多くの商品や旅行会社の評価に「いいね」を水増ししていたと供述しています。

入管当局の職員は、「男たちは労働許可証もなく、旅行者用のビザで労働に従事した罪、さらには輸入規制品を密輸した罪で訴追された」と語っています。

 

薬物の運び屋といった犯罪に安易に染まってしまう旅行者も少なくありませんが、皆さんはけっしてこのような犯罪に手を染めないようにしてくださいね!