日本で本格的なマッサージやスパを体験しようとするとちょっと高額になりますが、東南アジアでは驚くほどに低価格!なので、エステ巡りを目的に「タイ」「ベトナム」「インドネシア」などへ旅行する女性がたくさんいらっしゃいます。
もちろん「安さ」だけが魅力ではありません。「技術」「サービス」のレベルも高く、異国情緒溢れる雰囲気が堪らないのも人気の理由となっています。

タイの古式マッサージはヨガの技法を取り入れたマッサージのため、(基本的にオイルは使わず) ストレッチ要素が強いのが特徴です。
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タイにおけるマッサージの歴史はとても古く、紀元前まで (2,500年ほど) さかのぼります。ちなみに現在のタイ古式マッサージはインドのアーユルヴェーダをベースに、中国&チベットの伝承医学などを融合させながら確立されていきました。驚くことに、首都・バンコクにはマッサージ屋さんが2,000件以上もあると言われています。ここでの1回あたりのマッサージ所要時間は2時間というのが一般的です。
タイの古式マッサージでは、「セン」と呼ばれる身体に流れるエネルギーラインを大事にしています。この「セン」に沿って圧力をかけることで血の流れを改善し、「美肌」「デトックス効果」「ホルモンバランスの向上」などの効果が得られるそうです。思いのほか過激なストレッチによって体がバキッと鳴りますが (笑) 、それでも施術後はカラダがスーッと楽になった気がします。タイの南側エリアでは「つぼ押し」、北側エリアでは「筋をひっぱる」手法がメインに行われているようです。エリア毎にあれこれ試してみてはいかがでしょうか。

バリのマッサージではオイルを使ってカラダを癒すのが基本です。「指」「手のひら」「腕」を使って、リンパの流れや筋肉に沿って優しくマッサージしていきます。
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民間医療のひとつとして発達したバリのマッサージは当初、痛みを伴う手法が主流でしたが、現在はリラクゼーション効果を強く意識しています。「ルルール」と呼ばれるジャワ地域で17世紀から王宮で使用されてきた美容トリートメントを使ったマッサージや、ヘアトリートメントで頭皮・肩・背中を中心にマッサージする「クリームバス」は、毛穴に詰まった汚れをきれいに取り除いてくれます。
バリの人たちは「身体には神の霊が宿っている」と考えています。なので、マッサージは「神様を喜ばせる行為」でもあるわけです。そんなバリ島でマッサージを受ければ、カラダが幸せになること間違いなしです! オイルには種類がたくさんありますので、好みや効果に合わせていろいろとお試しください。

台湾では、「足つぼ」「蒸しタオル」マッサージが主流となっています。
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台湾式「足つぼマッサージ」は4,000年の歴史をもつ世界最古の健康法 (伝統療法)で、強い刺激を与えるのが特徴となっています。ご存知のように「足は第二の心臓」と呼ばれており、足裏にはカラダ全体に関わるツボがたくさんあります。老廃物などが溜まっている人が足ツボを押されると激痛が走ると言われていますが、「血行の促進」や「老廃物の排除」を行い、体質を改善させるにはもってこいのマッサージと言えるでしょう。
また、全身を施すマッサージでは「蒸しタオル」を覆ってカラダをほぐしてくれます。痛みが苦手な方は、蒸しタオルマッサージを選ぶといいでしょう。多くの人が抱えている「目」「肩」「腰」の疲れには、この伝統療法が効果的かもしれません。
韓国・カンボジア・シンガポール・スリランカ・セブ島・中国・ベトナム・マレーシア・ミャンマー・ラオスなど、アジアには多種多彩なマッサージ&スパ&エステが点在しています。旅のついでにそちらも思う存分楽しんでみてはいかがでしょうか。
筆者が先日行ってきたダナン (ベトナム) のマッサージでは、「ホットストーン」や「オイルマッサージ」がメインでした。ベトナム式のマッサージは、タイや中国などの異文化の融合 (良いとこ取り) となっているようです。薬草などが入ったお湯に足を浸し温めることから始めます。癒される〜。幸せ (笑)