皆さんはスイスにどのようなイメージをお持ちですか?「大自然」「山」「湖」「歴史」「清潔」「治安が良い」「永世中立国」「物価が高い」…などいろいろあると思いますが、
やはり、一番最初に思い浮かぶのは人気アニメ「アルプスの少女ハイジ」の世界ではないでしょうか。
雄大なアルプスの山々…
緑豊かな高原…
鉄道のイメージも強いスイスは、ハイキング好きの高齢者が訪れる場所だと思われがちですが、実は老若男女を問わず楽しめる、素敵な観光地なんです。
《続きを読む》◉ 首都:ベルン
◉ 最大の都市:チューリッヒ
◉ 面積:約4万km2(九州よりやや小さい)
◉ 人口:約800万人
◉ 通貨:スイス・フラン
◉ 政体:連邦共和制
◉ 公用語:ドイツ語 (6割)、フランス語 (2割)、イタリア語、ロマンシュ語
◉ 国民皆兵:スイスでは「国民皆兵」を国是とし、徴兵制度を採用しています。20〜30歳の男性には兵役の義務があり、女性は任意。スイス男性の大多数が予備役軍人であるため、各家庭には自動小銃が貸与されています。
◉ 宗教:カトリック (45%)、プロテスタント (35%)
◉ 有名人:ウィリアム・テル (伝説の英雄)、ルソー (思想家)、ユング (精神科医)、アンディ・フグ (格闘家)、マルチナ・ヒンギス (元プロテニスプレーヤー)、ロジャー・フェデラー (プロテニスプレーヤー) など
スイスは治安が良く、人が穏やかで親切なので、基本街歩きは安心です。しかしながら、物価はやはり高いです。
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高山植物を眺めながらハイキングを楽しむ方にとってのベストシーズンは6〜8月です。ただし、気候は年によって傾向が違うことが多いため、一概には言えません。出発前の天気予報などでお確かめください。
《 花が咲き始める春 》
スイスの春 (4月) は、花々が咲き乱れる季節です。最高気温15度前後、最低気温5度前後とまだ肌寒い時期ですが、タンポポなどは見られます。
ゴールデンウィークのスイス旅行は山岳観光にはまだ早いですが、都市部の観光には向いています。限られた地域のみですが、ナルシス(水仙)の花が咲くのも5月頃です。最高気温は20度近くまで上がりますが、最低気温は10度を切ることもありますので、コートやジャケットを持参しましょう。
《 ハイキングの夏 》
スイスのベストシーズンは何と言っても夏です。最高気温は20度を超え、最低気温も10度以上になります。6月下旬には雪が溶け、ハイキングにはおすすめのシーズンです。日差しは強いので、日焼け止めやサングラスなどの日光対策は必要です。
7月になると、最高気温25度、最低気温15度と夏らしくなり、平野部では日中30℃を超すところもありますが湿度は低くしのぎやすいです。
8月も7月同様夏らしい気候です。ただし、8月も下旬になってくると気温が徐々に下がり始め、少しずつ秋が近づいてきます。9月には、標高の高い山では紅葉が始まり、下旬ともなるとグッと寒くなってきます。
《 紅葉の秋 》
秋 (10〜11月) はアルプスの紅葉が美しい季節です。9月頃から始まった紅葉は10月上旬に見ごろを迎えます。ハイシーズンが過ぎ、観光客がだんだんと減り、紅葉する山を見ながらのんびり観光するのもおすすめです。最高気温10度前後、最低気温5度前後とぐっと寒くなりますので、セーターの上にコートやジャケットが必要になります。
《 スキーの冬 》
冬 (12〜3月) はスキーのシーズンです。山間部は雪に覆われ、平野部でも氷点下になることがあります。スイスのゲレンデは、たくさんの人がいる日本と違ってどこまでも広いです。雪質はサラサラのパウダースノー。アルプスの壮大な山々を望みながら滑れるのはなんとも贅沢ですね☆
アルプス山脈が国土の大半を占める国スイス。多くの日本人は夏休みを利用してハイキングを楽しんでいるようです。アルプスで登山…というと「本格的な登山着が必要」「防寒対策も必要」「危険かも」と思われるかもしれませんが、
例えばグリンデルワルトでは、(本格的ではない) 気軽に楽しめるアルプス・ハイキングが楽しめます。初心者用のコースであれば片道2時間ほどで済みますよ。
カラッと晴れた日のハイキングは本当に最高です!それに、少しくらい曇っていたって風が気持ちいいのでのんびりと爽やかに歩くことができます。
最後に
くれぐれも、美しいスイスの自然を守るため、ゴミを持ち帰ることだけは忘れないでくださいね!