バンコクのドンムアン空港を復活させた中国人のお話

タイの首都バンコクのターミナル駅で小規模の爆発事故が発生し、2人が怪我をしました (2016年5月)。「おいおい、またテロなの!?」と思ったのもつかの間、「この事故は不注意によるものでテロなどではありません。安心してください。」by タイ警察…

どうやら、男性がタバコを捨てた瓶の中に火薬が入っており、それが原因で爆発したようです。しかし「なぜそんなところに火薬入り瓶を放置しておくかね〜」・・・バンコクでは2015年8月に20人が死亡する爆弾テロ事件が起こっているため、現場は一時騒然となった模様です。

そんなバンコクに行くと時々、「ここは中国か?」と呟いてしまうことがあります。東京・銀座などもそうですが、とにかく中国人がそこらじゅうにいるわけですから、そう思わずには入られません。というわけでそんな話を少しだけお裾分けしますね。

 

ドンムアン空港

様々な思いを抱く人々が行き交う空港や駅。。。世界中のターミナルスポットにいるととにかく中国人が多い。「ここは中国か…」と呪文のように私の頭の中はいつもこればかり。チェックインカウンターに並ぶ溢れんばかりの中国人観光客。飛び交う中国語。最近、この傾向は特に強くなってきていたように思われるぅ〜。。。

 バンコクのドンムアン空港でもそう…

かつてのバンコクの玄関口はこの空港でした。私が一番頻繁にタイに通っていた頃、当時の彼女(タイの女の子)はこの空港のすぐ近くに住んでいました。とまあ、いろんな思いが詰まった空港です。辛い日本社会からの逃避行の入り口でもありました(苦笑)

インドのミネラルウォーターで下痢ゲーリを患い、やっとの思いで到着したこの空港で、「ここまでくればなんとかなる」とホッとしたこともありました。空港近くの屋外レストランで彼女と二人食事をしていると、小ゾウが現れチップをねだることもありました。

冷水しか出ないシャワーに慣れたのもあの頃、ドンムアン空港全盛期の頃だったなぁ。ところが2006年、バンコクにスワンナプーム空港が完成し世代交代!ドンムアン空港がタイの国際空港となり、ドンムアンの時代に幕が降り…るのかと思いきや、、、LCC便が急激に増え、ドンムアンは再開港することになるのです!

復活!ドンムアン空港!

以来、ドンムアン空港はLCC専用空港のようになっており、アジアを代表するLCC「エアアジア」も、この空港をタイの拠点にしています。

 

タイにも増え続ける中国人観光客

日本のみならず、中国人観光客は世界中にわんさかいます。そう、ここバンコクでもその状況は同じです。エアアジアなどのLCCは中国路線を充実させ、上海、広州といった大都市だけでなく、武漢、長沙、西安、汕頭といった中堅都市にまで就航路線は広がっているのです。

そうなれば当然、旗持った添乗員に先導されて行動する中国人たちが、ここドンムアン空港にも続々と降り立つようになるのです。マナーの悪さに顔をしかめつつ、お金を落としていってくれる中国人たちに複雑な笑顔を向けるタイの人々。

なんたってタイには、日本の倍以上の中国人観光客がやって来るわけなんです。その経済効果は計り知れません。中国人がいなくてはタイの経済発展は成り立たないと言っても過言ではないでしょう。

 

しかし当然トラブルも…

中国からやって来る観光客は、スワンナプームとドンムアンの2つの空港で受け入れられています。多くの国際線はスワンナプームへ、そしてLCCはドンムアンへ。そう、ドンムアンの復活は中国御一行様様なんです。中国の地方都市に住む人々はこぞってLCCを利用し、はじめての海外旅行先としてタイを選び、ドンムアン空港にやって来るわけだぁ。

当然トラブルも多いわけで。列への割り込みは日常茶飯事!エアアジア機内で怒った中国人が客室乗務員にカップ麺のスープをかけるという事件が起きたのもこの流れですね。

タイのLCCオリエント・タイの重慶行きの便が悪天候 & 点検で遅れ、怒った中国人が謝罪と賠償金を要求し、「中国人を尊重しろ」と国歌を歌うトラブルも起きました。

 

まとめ

しかしそこは「微笑みの国」タイの人々。中国人の傲慢さを軽〜く受け流し、しっかりちゃっかり儲けさせてもらっているようです(笑)。次、中国人で混み合うドンムアン空港に行くのが怖い気もしますが、ここはひとつ、タイ人の世渡りのうまさを学ぶために敢えてドンムアンに行くしかないでしょう!行きましょう!是非!ドンムアンに!ノスタルジックに思いを馳せながら…

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