メキシコの中部に位置するグアナファト (Guanajuato) は、その歴史的価値からユネスコの世界遺産に登録されています。
銀山という豊富な資源に恵まれたこの街は、それを象徴するかのようなカラフルな家々が建ち並び、メキシコを代表する美しい街並みの一つ…としてあまりにも有名です。
迷路のように入り組んだ石畳の路地と、丘陵に無数の歴史的建造物が立ち並ぶ姿が美しい世界遺産の街グアナファト!
そんなグアナファトは、メキシコ誕生のきっかけとなった独立革命(1810年)ゆかりの地でもあります。独立革命の英雄ピピラの記念像が建つ展望台からは、夕暮れの街に灯りがともる頃、息を呑むほどに美しい風景を眺めることができます。
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◉ 人口:約15万人
◉ 言語:スペイン語
◉ 通貨:メキシコ・ペソ
◉ 地名の語源:グアナファトは先住民族の言葉で「カエルのいる山がちな場所」という意味
◉ 映画「レジェンド・オブ・メキシコ / デスペラード」の撮影地
🔵 ベストシーズン
メキシコには四季がなく、雨季と乾季に分けられています。そのため、ほとんど雨の降ることがない乾季 (10〜4月) がメキシコ観光のベストシーズンと言えるでしょう。
🔴 治安
メキシコは豊かな自然と文化に富んだ魅力的な国ですが、どうしても危険なイメージがついて回ります。「世界有数の治安の悪さ」と危険を囁かれているかと思えば、ラテンアメリカの中では危険性は低いという声もあります。全般的には、スリや置き引きなどの軽犯罪は多いものの、誘拐など、深刻な事態に巻き込まれる危険性は低いと言えるでしょう。
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グアナファトに最も近い空港はバヒオ・グアナファト国際空港で、日本からの直行便はありません。アメリカのロサンゼルスやヒューストン、あるいはメキシコシティ国際空港などを経由して行くことになります。
メキシコシティからであれば、高速バスを利用して約5時間で行くこともできます (300km)。
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街の中心部から徒歩10分の場所にあるこの市場は、いつも多くの人で賑わっています。1階は日用品や食料品、2階はお土産や民芸品を売る露店が軒を連ねています。店員さんとのやり取りを楽しみましょう!
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まるでロミオとジュリエットのような逸話が残されているのがこの「口づけの小道」です。昔、この小道を挟んで建つ2つの家がありました。両家の仲は険悪だったのですが、2つの家の娘と息子は恋に落ちてしまいます。
2人は人目を忍んで狭い道を挟んだバルコニーから口づけを交わします。ところがある日、キスしているところを父親に見つかり、悲劇の結末を迎えたといいます。現在は、キスを交わしに来る恋人たちで賑わう人気の観光地となっています。
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この寺院は、中南米のバロック建築の中で最も美しい建築物と言われています。たくさんの精細な彫刻で埋め尽くされたカラフルな外観はもちろんのこと、寺院内では金箔使用のきらびやかな祭壇があります (18世紀のグアナファトの栄光の象徴)。市内からは少し遠いので、車かバスで行きましょう。
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丘の上に佇む独立戦争の英雄「ピピラの記念像」は大きいこともあり、街のいたるところから眺めることができます。この銅像へは、徒歩もしくはケーブルカーで行くことができます。絶景スポットとしても人気の場所なので、是非ここに来て、色鮮やかな家が密集する美しいグアナファトの街並みを一望してみてください。
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乾燥した土地と土葬風習のため、グアナファトには多くのミイラが残されています。1958年頃までは墓地の数に限りがあったため、親族から埋葬税を払われていない死体は掘り起こされ、出来のいいミイラがここに展示されているのです。
生後間もない赤ん坊からお年寄りまで身分も様々なミイラを観察することができます。館内で売られているお土産もミイラにちなんだ物なので、チェックしてみてください。
「カラフルな街」はただ散策して回るだけでも十分に楽しめます。芸術や音楽が盛んな場所でもあるので、 訪問時に街のあちらこちらで演奏やパレードなどを見聴きする機会もあることでしょう。
本当は、ピピラの丘から夜の「カラフルな街並み」と「ライトアップ」のコラボネーションを眺めてほしいのですが、夜は治安が悪いので行くなら現地の信頼できる人と一緒に行くことを強くオススメします。
グアナファトは、街を歩けば様々な「色」と出会うことのできる素敵な場所。メキシコの中でも特にオススメの場所なので是非立ち寄ってみて下さいね。
(この地はスペイン語留学が盛んなため、日本人を含め多くの留学生たちが暮らしています)