中国に数多くある世界遺産の中でも特に有名な「九寨溝」と「黄龍」に行ってきました!
四川省の奥地に、長い年月をかけて造られた神秘的な秘境「九寨溝」(きゅうさいこう)。。。原生林の生い茂る峡谷に、大小100以上の湖沼や瀑布が点在しています (1970年代に発見される)。
エメラルドグリーンの湖沼が龍のように横たわる大峡谷「黄龍」(こうりゅう)。。。標高2,000~3,500mの九寨溝から山を隔て、より高所に位置しています。
四川省の省都「成都」を含めわずか4日間の弾丸旅行となりましたが、とても内容の濃い旅でした。壮大な大自然 & 絶景に感動しっぱなしです!
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九寨溝 & 黄龍を目指すには、まず成都へ行く必要があります (日本からの直行便で約6時間)。そして、成都 → 九寨溝は飛行機で約1時間 (所要時間10時間ほどの長距離バスもあり)。空港から九寨溝まではバスが運行しています。
九寨溝・黄龍内での観光はエコバスとロープウェイを利用しながらのハイキングとなります。九寨溝の麓からは、バスやタクシーで九寨溝入り口まで向かいます (九寨溝から黄龍へのバスは一日2本)。
九寨溝は1年中観光可能ですが、より標高の高い黄龍は冬季に閉山されます。そのため、春~秋が観光のシーズンとなります。
特に、雪解けで水量の増える6〜9月 (初夏から秋ににかけて) がベストシーズンと言えるでしょう。湖面ブルーに紅葉が映える色彩豊かな景観はもう最高です!
《九寨溝》
① 五花海 (ごかかい)
《続きを読む》九寨溝で最も透明度の高い水を誇るのがここ!石灰の浄化作用で、湖底に沈んだ倒木までくっきりと見ることができます (魚も生息)。
② 長海 (ちょうかい)
《続きを読む》標高3,100m地点に広がる、九寨溝で最大規模の湖です!
④ 諾日朗瀑布 (だくじつろうばくふ)
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《黄龍》
⑥ 五彩池
《続きを読む》「黄龍」一番の見どころです!ロープウェイで標高3,600mの山中に到着後、下り道をハイキングしながら向かいます。
乳白色の石灰岩層から成る693もの浅い池が棚田状に連なっており、エメラルドグリーンに透き通った清流が流れおちていく様はまさに絶景と言えるでしょう!
《続きを読む》 ◉ 成都
四川省の省都「成都」は人口1,000万人以上が暮らす中国西南の文化の中心地です。四川観光の基点となる街で、諸葛亮(孔明)を祀った武侯祠や三国志ゆかりの観光スポットなどから、本格的な四川料理まで楽しめます。
◉ 成都パンダ繁育研究基地
野生に近い形で飼育されている活き活きとしたパンダたちを間近で見学することができます。
◉ 楽山大仏
楽山にある世界最大級の大仏です。100年近くもの歳月をかけて完成した高さ71mの大仏 (頭部の直径10m) は迫力満点です!
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中国国際航空 (Air China) で約6時間。四川省の省都「成都」に到着 (空港から市内ヘは約30分)。ちなみに成都は近代的で綺麗な大都市です。
《 文殊院&文殊坊 》
文殊院は南北朝時代 (420〜589年)に創建された建築物です。その横に文殊坊という古い建築様式の街並みが再現された地区があります。
《 川劇変面 》
川劇変面は中国四川省の伝統芸能です (約1時間半の公演で260元)。中でも面白いのは、役者が顔に手を当てるとその瞬間にお面が変わる芸。本当に一瞬で、しかも何回も面が変わるのでとても面白いです (この技ができる人は数少ないらしいです)。
《 四川省名物の火鍋 》
四川省名物の火鍋は日本で言うところのしゃぶしゃぶのようなもので、スープは「まろやか」(左) & 「スパイシー」(右)。
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飛行機 (所要時間:約1時間) で成都から九寨黄龍空港へと向かいます。九寨黄龍空港は標高3,500mのところにあるので、到着した瞬間「寒っ!」「空気薄っ!」と感じることでしょう。
夏…成都は30℃なのに九寨は3℃ほど。結構な気温差ですね。場合によってはセーターどころかコート & ジャケットが必要なレベルの寒さです。
【黄龍】
空港から車で山道を揺られること約1時間半。「黄龍入口」に到着です。ここから登山を始めます (普通に歩くと往復7時間以上かかります)。なので、通常はロープウェイで山頂付近まで登ってから、復路を歩いて下るのが良いでしょう。
ロープウェイを降りてから舗装された山道を歩きます。途中、休憩所やトイレがいくつもあり、酸素ボンベも置いています。標高3,700mを越えていますので、ちょっと呼吸が苦しいくらいあります。酸素供給も大事になってきます。そして歩くこと50分。黄龍で最も有名な「五彩池」に到着!
ここでは、ウソのような感動的な光景をしばしご堪能ください。その後はずっと階段を降りていきます。途中にもたくさんの池や滝があり、自然の壮大さを感じることができます。
約3時間半ほどで出口まで戻ってくることができ、そこから徒歩で約2時間半 (もちろん車での移動も可能)。九寨溝に到着。
【九寨溝】
九寨溝では、九寨溝入口から徒歩約15分(車で2分)のシェラトン九寨溝リゾートに滞在。九寨黄龍空港と黄龍では両替する場所がありませんが、九寨溝には銀行があるのでここで両替可能です。
シェラトンリゾートはチベット建築様式の建物でサービスも良く、九寨溝付近では唯一の5つ星ホテルです。夜はホテル併設の会場で美男美女が踊ったり歌ったりするチベット民族のショーを鑑賞することができます。
さて3日目は九寨溝観光へと出かけます。気温は20℃ほどに回復し、絶好の山登り日和!「九寨溝入口」まで行き、入場券 & バスチケットを購入します (九寨溝内はバス移動。見どころ毎にバス停あり)。
上のマップで見てみると、① ④ ⑥ 辺りはマストの観光スポットですが、それ以外にも以下のような見どころがあります。
⑧ 熊猫海
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熊猫とは中国語でパンダのこと。名前は洒落ていますが、九寨溝の中ではインパクトのないスポットです。本当かどうかはわかりませんが、野生のパンダが水を飲みに来る池…ということでこの名がつけられました。
最後に、九寨溝内にあるチベット村でお土産を買って3日目終了です。
いかがでしたか?
成都 & 九寨溝・黄龍をなんとか3泊4日で回ってみましたが、できれば成都に数日間滞在することを強くオススメします。
現地には、日本語はおろか英語を話せる人があまりいません。なので、個人旅行であれば中国語をきちんと勉強してから行くことになるでしょうし、そうでなければ「日本語ガイド同行のツアー」に参加することになるでしょう。
最後に、標高が高く天気が変わりやすいため、体調管理には十分注意してくださいね!
それでは素敵な旅を!