インドにはタージ・マハールをはじめとする30以上の世界遺産があり、「人生の価値観が変わる」とも言われるほどに独特な文化とスパイシーなグルメ (カレーやタンドリーチキンなど) で人気の観光地です。
一般的には11〜3月がインド旅行のベストシーズンと言われていますね。それ以外の時期に行くと、「暑い!」「大雨が降る!」というイメージがあるかもしれません。
おまけに、インドは人によって好き嫌いがはっきり分かれる国でもあります。でも、、、インドを嫌っている人の中には訪れた場所がたまたま悪かった人も多いのではないでしょうか。
というのも、インドは有名な観光地ほど「ウザい」からです。
例えば、
多くの旅行者が最初に降り立つデリーには詐欺師が多いですし、タージ・マハールのあるアーグラーはぼったくり被害の多い場所として有名です。「ピンクシティ」として人気のジャイプルではしつこいリキシャー男がつきまとってきます。
また、ヒンドゥー教最大の聖地バラナシは牛やウンコのイメージが強いかもしれませんし、ブッダが悟りを開いた地ブッダガヤでは軽めの薬物が当たり前のように売られており、マザーハウス (マザーテレサの施設) のあるコルカタでも旅行者を狙った詐欺が多発。。。
というわけで、
人生で一度くらいはこの「観光の黄金ルート」を歩んでみるのも良いのですが、この記事では夏のインド旅行に快適な場所を厳選して紹介したいと思います。
《続きを読む》デリーから約450km。パキスタンとの国境近くにある都市で、シーク教徒の総本山である黄金寺院があります。寺院のすぐそばには無料で宿泊できる巡礼宿があります。寺院はライトアップが施され、夜もとっても綺麗ですよ!
また、1919年に起こったイギリス軍による「アムリトサル大虐殺」の現場に造られたジャリアーンワーラー庭園や、パキスタンとの国境で行なわれる両国衛兵による降旗セレモニーも観光名所の一つ?かもしれません。
いずれにしても、暑い夏はこのシーク教の聖地で瞑想の旅と洒落込んでみては?ただし、アムリトサルはまだ暑いので、用が済んだらダラムサラにさっさと移動しましょう。
《続きを読む》ここは標高1,500mほどの高地にあり、比較的涼しいです。ダライ・ラマ14世がチベット (中国) から亡命してきた、チベット文化に溢れた町です。インド政府が、チベット難民の居住域として提供している場所なのです。
1959年にダライ・ラマ14世もこの地に亡命し、亡命政府を樹立。中国による民族同化政策が進められるチベット本土より、より純粋なチベット文化が息づいていると言われています。トレッキングが最高ですよ!
また、ダラムサラから30分ほど山道を登ったところにダラムコートという、遠くにヒマラヤ山脈が望めるのどかで平和な村があります。ここで何もせずひたすらのんびり過ごしてみるのもいいですね。
《続きを読む》マナリはクル渓谷の北部、ヒマラヤの中 (標高約2,000m) に位置し、大きな谷の中にある人気保養地の町です。美しい自然と5,000mを超える山々が望める雄大な風景が魅力です。雪をかぶった山々は暑い国インドのイメージとは正反対ですが、ここもまたインド。インドには本当にいろいろな場所があります。
インド人にも人気の避暑地で、冬場は雪に囲まれていますが夏は涼しく快適です。デリーから夕方発のバスに乗って朝に到着 (所要時間12〜14時間) …というのが一般的な移動方法になります。あるいはデリー空港からクル空港まで飛行機で飛び、そこからマナリまでバスで2時間、という手段もあります。
そんなマナリの町には温泉あり大自然あり、様々なお店あり!お土産やさんやホテル、素敵なレストランまであってロングスティにも最適です。牛が野良猫のようにその辺をウロウロしているのも素敵です ♡
そして、マナリの魅力は町だけではありません。野外アクティビティも豊富で、パラグライダーやトレッキング、ラフティング、釣りなどを楽しむこともできます。ちょっとタクシーをチャーターすれば、標高5,000mのロタン峠 (絶景) に行くことだってできます。
《続きを読む》シムラーは現在のヒマーチャル・プラデーシュ州の州都で、かつてはネパール王国の一部でした。イギリス統治時代には標高2,000mほどの高地にあるため、夏の間だけコルカタから首都がこの地に移転されていた場所です。
丘陵地にカラフルな家が立ち並ぶ景観はまるでおもちゃ箱のよう。北インドの三大避暑地の一つに数えられています。
《続きを読む》ヒマラヤの麓にあたる丘陵地帯ですが、高度は320m程度でだいぶ気温も上がってきます (避暑地とまでは言えないかもしれません)。1947年、インド・パキスタン分離の際、パンジャーブ州も分割された関係で新たな州都として建設されました。
その後、1950年代にフランスの建築家ル・コルビュジエが都市計画したことで国際的に知られており、インドでは珍しい碁盤目状に道路が引かれています。 ル・コルビュジエは東京・上野の国立西洋美術館の設計も行なっており、「ル・コルビュジエの建築作品」として世界遺産登録も期待されています。
《続きを読む》ここはガンジス川の上流にあるヒンドゥー教の聖地で、インド中からやってきた多くの巡礼者やサドゥーの姿が目立ちます。ヨガの聖地でもあるのでヨガ・アシュラム (道場) がたくさんあります。ぼったくりリクシャーもいないし、のんびりとした雰囲気の中におしゃれなカフェがたくさんあって最高の居心地です。
また、ガンジス川は上流のため、バラナシで見るガンジス川ほど汚くはありません。たとえヨガができなくても興味がなくても大丈夫!すぐ近くに山や滝があり、ただただきれいなガンジス川を眺めているだけでも心癒されます。
《続きを読む》ラクシャディープ諸島はインドのケララ州沖にある36の環礁とサンゴ礁からなる熱帯の島々です。無人島もあり、一般に開放されている島はわずかしかありません(訪問には許可証が必要です)。特に開発の進んだ島のひとつであるカバラティ島には、装飾が施されたウジュラモスクをはじめとする数十のモスクや、島の魚、サメ、サンゴなどが見られるカバラティ水族館などがあります。
透明度の高いスカイブルーの海は浅瀬のため、多くの魚たちや美しい珊瑚を眺めることができ、自然のイルカも間近で見ることができます。いくつかの冒険スポーツやマリンスポーツも盛んで、特にダイビングにはもってこいの場所です。ラクシャディープ諸島のすぐ南方にはモルディブがあります。
《続きを読む》シュリーナガルはジャンムー・カシミール州の夏季の州都で、カシミール渓谷を流れるインダス川の支流であるジェルム川の両岸に位置しています。湖と、そこに浮かぶハウスボートが有名で、カシミール地方に伝わる伝統的な手工芸品とドライフルーツでも知られています。
デリーから876km北にあります。
《続きを読む》高級茶葉ダージリン・ティーの産地として有名なダージリン。晴れた日にはエベレストを眺望でき、ダージリン動物園ではユキヒョウ、チベット狼、レッドパンダなどを見ることができます。また、世界遺産にも登録されているアジア最古の登山鉄道「トイ・トレイン」は世界的に有名です。
《続きを読む》アルナーチャル・プラデーシュ州はインド北東部に位置し、中国と「国境」を接する州です。400年以上前に建てられたタワン僧院は世界最大の仏教僧院で知られるラサのポタラ宮殿の次に大きいとされています。
この地域にはモンパ族が多く暮らし、伝統文化を色濃く残しています。中国国境付近の奥地には10世紀に建てられた仏塔 (ゴルサム・チョルテン) があります。
《続きを読む》シッキム州は、ブータン・チベット・ネパールと国境を接するインド北東部の州です。ヒマラヤ山脈の一部で、インドの最高峰である 8,586 m のカンチェンジュンガ (シッキムのシンボル) を含む壮大な景色で知られています。
ここはまた、氷河や高山草原、数千種にもおよぶ野生の花でも知られています。急斜面を上った丘の上には、1700 年代初頭に建てられた仏教僧院が立っています。
アクティブ派のあなたは、乗り物に乗って山道を散策したり登山やトレッキングなどを楽しんでみませんか。
《続きを読む》ラダックはジャンムー・カシミール州東部の地方の呼称です。広義には、現在パキスタンの支配下となっているバルティスターンを含む、ヒマラヤ山脈とカラコルム山脈に挟まれた一帯を指します。
ここはチベット文化の宝庫で中心都市はレー。冬季は閉鎖されているため夏限定の観光地です。宮殿や僧院が多くあり、ヒマラヤの景観や高山植物を鑑賞しながらトレッキングやキャンプを楽しめます。広大な自然の素晴らしさは圧巻の一言です。