インドネシアにはおよそ1万5,000もの島があるそうです (「島」の定義により数は異なり、1万3,000とも1万8,000とも言われています) 。
しかしながら、そのうちの8割はなんと無人島。
《 世界の島の数ランキング 》
第1位:インドネシア
第2位:フィリピン (7,104)
第3位:日本 (6,852)
第4位:ギリシャ (約3,000)
第5位:イギリス (約1,100)
※ ちなみに日本一島の多い長崎県は971 (594という説も) です。
さて、
そんな世界最大の島大国インドネシアにおいて、観光でもっとも有名な島と言えばバリ島になるわけですが、今回は、バリ島の東隣にあるロンボク島を紹介したいと思います。
日本では、「バリに行ったついでにサーフィンやダイビングを楽しむスポット」…くらいにしか知られていない島ですが、「美しいビーチリゾート」として実に穴場なのです。
アジアのベスト・アイランド
ロンボク島は、近年実施されている「アジアのベストアイランド」ランキングにおいて常に上位に入ってきています。
《 TOP10 》
1位:バリ島 (インドネシア)
2位:プーケット島 (タイ)
3位:サムイ島 (タイ)
4位:タオ島 (タイ)
5位:ロンボク島 (インドネシア)
6位:ギリ・トラワンガン島 (インドネシア)
7位:ボラカイ島 (フィリピン)
8位:ランカウイ島 (マレーシア)
9位:ハブロック島 (インド)
10位:西表島 (日本)
どうやら、ロンボク島は「バリ島にはない素朴さ」が評価されているようです。
ロンボク島とは
「ロンボク島」は、インドネシアのビーチリゾート「バリ島」から東へ約50kmに位置しています。手付かずの自然に美しい白砂ビーチ、透明度の高い海・・・「30年前のバリ島」とも称される素朴な島の雰囲気がとっても素敵です。
島の人口は270万人。住民の多くはイスラム教徒 (バリ島はヒンドゥー教) で、北部にはリンジャニ山 (3726 m) がそびえ立ち、南麓には広いサバンナが展開しています。
内陸部には棚田 (田園風景) や熱帯雨林のジャングルなどがあり様々な表情を見せてくれていますが、この島の最大の魅力はやはり、白い砂浜とマリンブルーのビーチでしょう。
そんなロンボク島は近年、国をあげての大規模リゾート開発が進められており、アミューズメントパークやF1サーキット、高級5ツ星ホテルなど、様々な施設が参入してきています。
そう!
ロンボク島には、バリ島とは全く異なる動植物が生息している点も注目です。というわけで、この記事を読んで素朴な雰囲気が人気の「ロンボク島」に興味を持っていただきましょう!
ロンボク島へのアクセス
日本からの直行便はないため、デンパサール (バリ島) 経由、もしくはジャカルタ経由がおすすめです。日本からインドネシアまでのフライトは直行便で約7時間。
バリ島からの飛行機は毎日3便就航しており、わずか40分のフライトで到着です。ジャカルタからは約2時間のフライト (毎日3便就航)。
ほかにも、船に乗ってGo (バリ島から1時間ちょっと) …という手もあります。ロンボク島の西岸に着くと、道沿いに様々なカラーのモスクが見えます。赤道直下の太陽の日差しを受け、キラキラと外壁が煌めいています。
女性は髪をスカーフの中にすっぽりとおさめ、長いスカートの裾は地に引きずられて少し埃っぽい感じです。1日5回、モスクのスピーカーからアザーンの響きが漏れてくるのもまたバリ島とは違った雰囲気で新鮮です。
近くにはギリ諸島も!
ギリ諸島は、バリ島から高速ボートで1時間の距離にあります。「ギリ・トラワンガン」「ギリ・メノ」「ギリアイル」と呼ばれる3つの島からなり、欧米からの観光客が多い島です。
★ ギリ・トラワンガン
ギリ・トラワンガンは、バリ島とロンボク島の間に浮かぶ「ギリ三島」のうち最も西にある島です。この島の浅瀬には見事なサンゴが広がっています。島ではダイビングやシュノーケリング、サーフイン、カヤックなどを楽しむことができ、島内の移動は馬車を使うこともできます。
★ ギリ・メノ
ギリ・メノは3島の真ん中に浮かぶ島です。この島のビーチは穏やかで波が少なく、これ以上ないほどの綺麗なビーチだと言われています。2時間もあれば一周できるくらいの小さな島ですよ ☆
★ ギリ・アイル
ギリ・アイルは3島中、一番ロンボク本島に近い島です。この島も宿泊施設は充実しており、ホテルやバンガローなどで南国生活を満喫できます。この静かで空気の良い小島で、のんびりとした時間を過ごしてみませんか。
ロンボク島の人気観光スポット
① スンギギ・ビーチ
ロンボク島のスンギギはよく知られた観光スポットです。美しいビーチが数kmにもわたって広がっており、サーフィンを楽しむこともできます。有名なシェラトンなどの施設 (ホテル) からはビーチまで歩いてすぐですよ!
② リンジャニ山
インドネシアに多数ある山の中で3番目の高さを誇るのが標高3,728mのリンジャニ山です。頂上の火口には天然温泉があり、登山者で利用している人もいるようです。山頂からの眺めは素晴らしく、そこから見る火口付近のセガラ・アナ湖はまさに絶景!
③ タンジュアン・ビーチ
「ロンボク島で一番美しい」と言われているタンジュアンビーチは、ロンボク島の中心にあるスンギギから少し遠い場所にあり、手付かずの自然がそのまま残っている感じです。インドネシアの中で「一番美しいビーチ」に選ばれたこともあり、色鮮やかな海の美しさに絶句する人もいるそうです。
④ センダン・ギラとティウ・クルプの滝
ロンボク島ではこれらの滝も有名です。滝までの道中の自然美を楽しみながらぜひ訪れてみましょう。センダン・ギラの滝壺 (標高600m) での水浴びは人気ですよ!
まとめ ☆
いかがでしたか?
ロンボク島やギリ諸島には、バリ島とは異なる趣 & 魅力があります。ここでは紹介しきれていない手づかずのビーチもたくさん…です!
そんなロンボク島に行けば、最高に美しいビーチを独り占めできる…かもしれません!ちなみに、行くならベストシーズンの5〜8月がオススメですよ!