多くの女性が「素敵!」「私もなりたい!」と憧れる職業であるCAさん (キャビンアテンダント・客室乗務員) の社会 (上下関係) はとても厳しく、先輩からはちょいちょい、スカートの長さを厳しくチェックされているそうです (丈が長い場合、勤務年数が短いんだとか) 。
そんな、一見華やかそうに見えるCAさんたちは誰よりも飛行機の「秘め事」を知っています。ここでは、(CAさんたちが密かに教えてくれた) 様々な問題 & 謎など、航空産業の表と裏を見ていきたいと思います。
《続きを読む》
フライト前(プリフライトタイム)、CAさんは乗客の荷物を頭上の荷物ラックに入れます。しかし、この時間の仕事は給料に換算されていません。CAさんに給料が支払われるのは「飛行時間」のみ。
機体のドアが閉まり、飛行機が搭乗ゲートから離れてからやっと時給に換算されるのです。
《続きを読む》
航空会社によりますが、条件さえ整っていれば飛行中であってもビジネスクラスやファーストクラスに席をアップグレードすることは可能です。ただし、書類手続きをしなければならないので、(面倒くさがられて) 断られることも。
あるCAさんによれば、「親切だったりオシャレさんだったり、妊婦さんやイケメンのケースでは喜んでグレードアップします」とのこと。
《続きを読む》
ヘッドフォンは、きれいなビニールに入っていても新品ではなく、一応きれいにして袋詰めされたものにすぎません。そして、がっかりするかもしれませんが、機内のブランケットや枕は使い回されている場合が多いのです。
特に、1日に何回も利用されている機体の場合はこの可能性が大!
《続きを読む》
飛行機の飲料水タンクはあまり掃除されることがなく、内壁には汚れがべっとりと分厚く堆積しているんだとか。特に機体が古ければ古いほど大変な状態に。。。
《続きを読む》
飛行機の中で最も不潔な場所は、実は目の前に取り付けられているトレーだと言われています。これは多くの人が触るにも関わらず掃除がよく行き届いていないから。細菌の数は便座の10倍以上だとか!
トレーテーブルの上で赤ちゃんのおむつを変える客もいますので、食事の際にはウェットティッシュなどで一度拭いた方がいいかもしれません。
《続きを読む》
離着陸時には照明が落とされ (機内は) 薄暗くなります。これは、緊急事態で脱出しなければならなくなった時に備えて「目を慣らすため」だと言われています。
《続きを読む》
CAさんの都合なのか、航空会社の指示なのか、機内食の提供時間が (予定より) 遅れる場合もあるようです。あるCAさんはこう述べています。
「特に夜間のフライトでは、乗客が眠りに就くまで待ちます。寝ている人が多ければその分仕事が減りますからね」
日本の航空会社では絶対にやっていないと思いますが…
《続きを読む》
数十年前と比較して、飛行機の座席スペースは狭くなってきています。もちろん、こういったことを航空会社が積極的に公開することはありませんので私たちはあまり気づかないのですが、
より多くの人を乗せるため、収益拡大のため、 (残念ながら) 座席は間違いなく狭くなってきているのです。
《続きを読む》
1957年当時の女性客室乗務員 (スチュワーデス) マニュアルには、「未婚」「体重56kg未満」といった条件が挙げられていました。こうしたことは1970年代までは常識だったようです。
しかしながら、現在の航空会社はこれらも含めて「容姿に重点を置いていない」ようです。もちろん、(接客業ですから) 見ていて気持ちのいい容姿であることは求められています。
それでも、スーパーモデル級の美貌 & スタイルを併せ持っている必要はないのです。本当に必要なものは人柄なのです。
《続きを読む》
女学生にとって憧れの職業であるCA。その出身校ランキングは以下の通りです。
1位:関西外国語大
2位:青山学院大
3位:関西学院大、上智大
5位:明治学院大
6位:立教大
7位:法政大
8位:同志社大、名古屋外国語大
10位:同志社女子大、立命館大
12位:明治大
13位:獨協大
14位:早稲田大
15位:関西大、津田塾大
《続きを読む》 1960年代、ある航空会社ではスチュワーデスにとても厳しい条件を課していました。身長は最低でも157cm、体重は58kg以下で32歳までに退職すること (結婚や子供を持つことも禁止されていました)。
1970年代に入り、女性の権利を主張した客室乗務員団体は航空会社に抗議。退職年齢や結婚の禁止などを謳った規則を撤廃させることに成功しました。
こうして体重の制限は1990年になくなったのですが、身長は安全の観点から制限があります。なぜなら、頭上の荷物ラックにモノの出し入れができるくらいの高さは必要だからです。逆に、頭をぶつけるくらいの高身長もあまりよろしくありません。
というわけで、現在の航空会社の身長制限はMAX 185cmのところが多いようです。
視力に関しては、コンタクトレンズをした (矯正した) 状態で1.0あれば問題ようです。
《続きを読む》
客室乗務員(CA)は、かつては高収入と言われた職業ですが、航空業界の競争激化により現在はけっして高いとはいえない状況になっています。新卒で採用試験に合格しても、多くの航空会社が「契約社員」からのスタートとなっており、給料は時給制の航空会社も。
また、地上勤務をする時間は「乗務」にならないため、手当は支給されません。このため、初任給は非常に厳しく、契約社員の期間中は年収200万円台の人も少なくないようです。
(国内も外資系の航空会社もほぼ同様の待遇です)
近年はLCC (格安航空会社) が増えてきており、経費削減の流れは加速してきています。正社員になっても、この先急激に年収が増えることは難しいといえるでしょう。
しかしながらJALのように、業績が回復しボーナスが復活したという良いニュースもあります。それに、国際線であれば仕事で様々な国に行くことができ、航空券を安く手に入れられます。根っからの海外好きな方であれば、給与以外の面でこうした恩恵を受けることもできます。
★ 各種手当
通勤手当、深夜勤務手当、精勤手当(ボーナス)などがあります。地方都市や海外 (宿泊を伴う勤務) では、1日あたり数千円の手当が支給されます。
★ 福利厚生
各種社会保険、有給休暇、懐妊・育児休職制度、各種休職・休暇制度などがあります。契約社員の場合でもこれらの制度は利用できる場合がほとんどです。
★ 平均年収
厚生労働省の調査によると、客室乗務員の平均年収は40歳で656万円ほど。
・勤続年数:17年
・労働時間:139時間/月
・超過労働:3時間/月
・月額給与:446,800円
・年間賞与:1,203,600円
・平均年収:6,565,200円
※ 本統計はサンプル数が少ないため、必ずしも実態を反映しているとは限りません
客室乗務員の年収は年齢とともに上がっていきます。20代のうちは年収300万円ほどですが、40代後半で800万円ほど。
ただし、今後も同様に給与が伸びていくとは限りません。
《続きを読む》
ドアに禁煙のマークが付いている機内のトイレは、たいてい外からカギが開けられる仕組みになっています。フラップを上げて、ボルトを滑らせるとロックが解除されるようになっています。
《続きを読む》
トイレの水は、手を洗うのもはばかられるくらい汚いと言われています。確かに航空機の水のタンクは定期的に無菌化されてはいますが、寄生虫はこうした洗剤に耐性ができ、生き延びているようです。
《続きを読む》
酸素マスクが下りてきても、酸素が供給されるのは15分間だけ。もちろん、これだけの時間があれば機長は普通に呼吸ができる高度まで機体を下げることができますのでその点はご安心を。
重要なのは、意識を失う前に早めに装着すること (20秒以内で)。まずは大人のあなたが先にマスクをつけ、その後子供につけてあげましょう。たとえ数秒間意識を失ったとしても、子供の脳ならダメージはほとんどありません。
《続きを読む》
着陸時に「荒いなぁ」と感じたこと、一度くらいはあるのではないでしょうか。これは強風や新人パイロットの操縦が影響しているわけではありません。
実は、雨で濡れている滑走路でタイヤが滑らないように、敢えて荒っぽく着陸し摩擦を起こし止まりやすくしているからなのだとか。
《続きを読む》
CAさんたちは十分な飛行経験を持っています。彼女たちの指示に従って「シートベルトをしっかり締めて」さえいれば、たとえ乱気流に巻き込まれて機体が大揺れしたとしても大丈夫。
「乱気流」は、車でいえばデコボコ道を走っているようなもの。シートベルトを締めていれば安全なのです。
《続きを読む》 尋常ではない競争に勝ち残った人のみがなれるCAという職業。例えばデルタ航空の競争率は「ハーバード大学に合格するよりも難しい」とまで言われています。合格する人はみな大学卒業者で、中には医者から転職してCAになったという人もいます。
多くの人にとって、CAになることは夢なのです。
《続きを読む》
新人のCAには仮採用の研修期間中に厳しい訓練と教育が課せられます。この期間、厳しい教育に従わなかったら最悪の場合クビにされてしまうこともあるようです。
制服のセーターを腰に巻いたせいで解雇されてしまった人もいるのだとか。他にも、一人前のCAのふりをして実家まで無料で飛行機に乗ろうとした新人も解雇に。
そして、一番厳しいのは「健康管理」に関するルールです。CAさんは病気の時は飛んではいけないことになっています。これはCAとしてだけでなく一般乗客としても搭乗できないのです。このルールを破ると即解雇です。
《続きを読む》
座席の下にある、非常時のために隠されている救命ジャケットをお土産として持って帰る客 (犯罪者) がいるようです。飛行機に搭乗した際には念のため、救命ジャケットがあるかどうかを確認すべきかもしれませんね。
《続きを読む》
「割れもの注意」のシールが貼られていても、乱暴に投げられます。たくさんの荷物を迅速に扱わなければならないので仕方のないことでもあります。
なので、それなりの扱いになることは覚悟の上で荷物を預けるようにしましょう。もしかしたら、荷物係をねぎらう「優しいひと言」をタグとして付けていれば、特別扱いしてくれるかもしれませんね。
《続きを読む》
航空会社はそれなりに、ペットを大切・丁寧に扱ってくれていますが、駐機場の騒音はひどいもの。給油係は「耳栓がなければ耐えられないほど」らしく、そんな環境下に大事なペットを置くことになってしまうのです
可能な限り、ペットを飛行機に乗せるのは控えましょう。
《続きを読む》 海外の話ですが、かつて、亡くなった母親の遺体をバッグに入れて飛行機で運ぼうとした人がいます。おそらく、死体を飛行機で運ぶのがとても高かったからでしょう。行き先にもよりますが、数十万円ほどかかるようです。
余談ではありますが、死亡を宣告する医師が機内に乗っていない限り、機内で乗客が亡くなっても「死んだ」とは認められないようです。仮に満員の機内で乗客が「突然死」した場合、別の場所に移すことはできません。
こうした状況に最も準備ができている航空会社はシンガポール航空だと言われています。機内に「遺体カップボード」が用意されてあり、乗客が亡くなった際に備えています。
《続きを読む》
実は、飛行機で電子機器の電源を切るのはあまり意味がありません。携帯電話の電波が飛行機をダウンさせるようなことはないからです。ただし、パイロットを悩ます可能性はあります。
コックピットで目的地に向かって高度を下げているときに、おびただしい数の携帯電話のシグナルが入ってきたら「管制塔からの指示を聞き逃す」かもしれないのです。やはり、指示にはきちんと従うようにしておきましょう。
《続きを読む》
これは大人がおもちゃを手荷物に入れている人に限ることですが、もしもブルブルっと振動音が聞こえてしまったら、飛行機から下ろされ、みんなが見ている前でそのおもちゃを確認され、赤っ恥をかかされてしまう可能性があります。
《続きを読む》
実はCAさんは…
機内で乗客に対し「電子機器の電源を切ってください」とアナウンスしてから携帯をそっと取り出しメールを打っている人もいるようです。
そもそも、携帯電話を使用したからといって飛行機が墜落するわけではありません。ただ、司令塔と飛行機の交信にちょっと雑音が入るかもしれないので、機長の機嫌は悪くなるかもしれませんね。
《続きを読む》
MILE HIGH CLUB(マイルハイクラブ)とは機上でのセックスのこと。実は、飛行機の中でセックスをしようとする搭乗客が少なからずいるそうです。マイルハイクラブの時は長時間トイレがロックされるので、トイレ前に長い列ができます。
厳密に言えば、機上での性行為は法律違反ではありませんが、客室乗務員の言うことを無視すれば逮捕されることも。常識を持った行動をお願いします。
《続きを読む》
最近のCAさんはあまり高給取りではありません。そんな中、多くの航空会社はCAさんに「チップは受け取らないように」と指示を出しています。
それでも、あなたがどうしてもあげたいのであれば2度3度申し出てみましょう。そうすれば、CAさんはチップを受け取りやすくなります。
CAさんにチップを渡すと…
もしかしたら飲み物がタダになるかもしれません。でも、そんなセコイ考えでチップを渡そうとは思わないでくださいね。
《続きを読む》 地上35000フィートの機内では、炭酸をこぼさないように注ぐのがとても難しいようです。そのため、乗客には缶のまま渡すことが多いのです。
《続きを読む》 乗客と陽気におしゃべりをしていたCAさんがパッとしゃべるのをやめて静かになったときは、窓の外を見てください。何も起こってなさそうであれば良いのですが。。。
《続きを読む》
パイロットの多くはフライト中ずっと寝ています。起きている時間の3分の1は、他のパイロットが寝ているそうです。
そんなパイロットたちは、大手航空会社だから皆が経験豊富な人たちとは限らないようで、実際のところ操縦しているのは下請け会社のパイロットたち。つまり、それほど訓練されておらず、経験が浅いパイロットも多いのだとか。
《続きを読む》 機内食が乗客に配膳された後、CAたちはときどきファーストクラスの余った食事を食べることがあるそうです。
そんな中、パイロットたちにはそれぞれ別のメニューが提供されます。なぜなら、2人のパイロットが同時に食中毒にならないため。
《続きを読む》
航空機はしょっちゅう落雷に直撃しています。でも大丈夫なのです!
《続きを読む》
滑走路や誘導路に一般人が入り込むことはよくあること。このように、セキュリティは実に甘いのが実情なのです。これは、どんなシステムでもその仕組みを知ればどこかに必ずほころびがあるという一例ではないでしょうか。
《続きを読む》
嘘か誠か、ほとんどの航空機は人間の遺体や臓器を運んでいるらしく、尾翼の下で働く荷物係などは、“頭部”と書かれた細長い箱を目撃したりしているようです。
《続きを読む》 仮にエンジンが2つとも故障したとしても、高度5000フィートで約11km飛行できるそうです。高度3万5000フィートなら77km。
つまり、飛行機はパワーを失っても、滑空しながらかなりの時間飛ぶことができるのです。
《続きを読む》 あまりに熱い日は、貨物航空機に積む荷物を減らさなくてはならないそうです。飛行機だって、薄い空気の中離陸するのは大変なのです。感謝して乗りましょう!
《続きを読む》 人身売買の阻止もCAさんの大切な仕事のひとつです。CAさんにこの役目が任されるようになったのは、アメリカン航空の客室乗務員だったAさんがある不審者に気が付いたことから。
彼女は、18歳の男性乗客がへその緒をつけたままの赤ん坊を抱え、荷物がミルクボトルとオムツだけだったことを不思議に思い、すぐさま警察に連絡したのです。
この出来事がきっかけとなり、2007年には客室乗務員が人身売買の疑いがある乗客を見つけたときにどう行動すべきかという教育がされるようになり、2011年にはこの教育が様々な言語に翻訳されました。
《続きを読む》 アメリカでは毎日200万人の乗客が飛行機に乗って移動していますが、1980年以降、乱気流が原因で亡くなった人はたったの3人です。原因は明白で「シートベルトを締めていなかった」から。
つまり、シートベルトさえ着用していれば乱気流で死ぬことはないのです。
《続きを読む》
国際線の長時間フライトは疲れるものですね。それは乗客だけでなく客室乗務員やパイロットたちも同じこと。皆さん。飛行機の中にクルー専用のベッドがあることをご存知ですか?
15時間を超えるフライトでは、安全な飛行とベストな乗客サービスのために、パイロットやアテンダントの休息はとても大切です。
このため、クルーたちは指定された休息エリアで、1回の長時間フライト中4時間程度の休息を交代でとることになっています。
例えば、ある航空会社ではビジネスクラスの客室の上にパイロットのベッドが、エコノミークラスの上にアテンダントのベッドがあるんです。ベッドはそれほど大きいものではありません。クルーたちは、寝るときはパジャマに着替えるそうです。
現在、世界では一日におよそ10万便もの飛行機が飛んでいるそうです。そんな中、キャビン・アテンダントたちが明かした旅客機にまつわる秘密…
いかがでしたか?
上述したこと以外にも、密閉された特別な空間の中では、普通ではありえないような様々な人間ドラマがあるようです。
なお、サービスの品質は航空会社ごとに異なるため、上述した内容が全てにおいて当てはまるわけではありませんが、「知らなかった方が良かった」こともあったのではないでしょうか。
特に衛生面に関してはあまり信用しない方がよさそうですね。