10世紀になり、ようやく国家として認知されるようになったポーランドは16〜17世紀頃、ヨーロッパで広大な国の一つ「ポーランド・リトアニア共和国」を形成。
その後、隣国の度重なる侵略により分断される歴史を辿っていくわけなのですが、、、
ポーランドは親日国。美しい自然と色とりどりの可愛らしい建物が見事に調和した素敵な国なんです。
そんなポーランドの、観光旅行にも役立つであろう様々な基本情報をまとめてみました。旅行の前に、一読されておくことを強くオススメします (笑)

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まずはじめに、ポーランド人は派手さこそないがとにかく優しい…ということを覚えておきましょう。道に迷って困っていると、都会であっても誰かが必ず声をかけてくれます。
そんなポーランドは比較的治安の良い国とされています (OECD加盟国の治安ランキングでは、日本に次いで堂々の第2位)。ただし、ワルシャワ中央駅近くの地下道は雰囲気が悪いので注意しましょう。

🔵 首都 : ワルシャワ
🔴 公用語 : ポーランド語
🔵 人口 : 4,000万人弱
🔴 通貨 : ズウォティ (PLN)
🔵 宗教 : 95%がカトリック教徒
🔴 ヨハネ・パウロ二世はポーランド出身
🔵 物価は安いが近年は上昇傾向に
🔴 コウノトリの国 (全世界の1/4がポーランド国内で繁殖)
🔵 EU (欧州連合)・NATO (北大西洋条約機構) の加盟国
🔴 少子化の傾向があるものの、若者が多い国 (人口の半分が35歳以下)

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ポーランドは、西(ドイツ)と東南(ウクライナ)の2つの方向が平原となっている地形のため、先史時代から東西の文化が出会い融合する文化的刺激の多い土地でした。
その結果、例えば7500年前の「世界最古のチーズ」製造の痕跡がポーランドで発見されたりしていますし、球状アンフォラ文化や網目文土器文化、ルサチア文化などの中心地がポーランドであった…とされています。
とにかく、一言ではとても言い表せないほどの歴史と文化が渦巻いているため、現代のポーランドには様々な民族が入り混じっているのです。

ちなみに、冒頭で紹介した「10世紀になって国家と認知されたポーランド」とは、966年、ピャスト朝の5代目の族長ミェシュコが近隣の各部族を統合させ、自らキリスト教に改宗してミェシュコ1世となり、ポーランド公国として認知されたことによります。
時は流れ…
18世紀、ポーランドの国土は幾度となく隣国によって分割され消滅しますが、第一次世界大戦後の1918年にようやく独立を回復。
しかしながら、第二次世界大戦時にはナチス・ドイツとソビエト連邦に侵略され、再び国土が分割されてしまうのです。
その後、戦後の1952年に再び「国家主権」を取り戻し、1989年に民主化され、「ポーランド共和国」となりました。
そもそもポーランドは多民族国家であり、シレジア人、ウクライナ人、リトアニア人、ベラルーシ人などとともに、(世界の70%の) ユダヤ人が住んでいたそうなのですが、多くはホロコーストにより虐殺されました。
多くのユダヤ人たちは、ホロコーストや共産主義、反ユダヤ主義などを受けて、アメリカ大陸やイスラエルなどに移住してしまったのです。
ポーランド風餃子とも言える「ピロギ」♡ 人気です!肉やチーズ、じゃがいもやキノコなどを生地の中に入れて包み、茹でるか焼いていただきます。中の具材はご飯系の他に、ブルーベリーなどのスイーツ系を入れることも。
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ポーランド料理は、上記のような歴史的背景から多くの民族の影響を複雑に受けています。東欧、ドイツ、オーストリア、ユダヤ料理などなど。
その中でも、お肉を使ったドイツやロシア風の料理が中心で、長時間煮込むものが多い…のが特徴です。カトリック信者が多く、酸味を好むスラブ系料理の特徴も受け継いでいます。
一般的には「量が多い」「じゃがいも料理が多い」…と言われており、ローストされたお肉 (特に豚肉) や野菜、そして主食にイモ類などをよく食べます。ハーブやスパイスを使った料理もありますが、クリーム状の濃厚なソースを使う機会が多いようです。
料理は素朴なのですが、日本人の口に合うと思いますよ。ただし、ちょっぴり高塩分を感じてしまうかもしれません (脂身、ラード、バターを多く使用する料理多し)。それでも美味しいことに変わりはありません。
肉 (あるいはウインナー) とキャベツなどの野菜を蒸した料理「ビゴス」
「ビゴス」はキャベツ・シチューとも呼ばれており、写真のようにパンの中に入れて提供されることも。
「フラキ」は具沢山なスープです
ポーランド風ロールキャベツ「ゴウォンプカ」も絶品です!
「ポンチキ」 (揚げパン)。 中にはチョコやジャムなど様々な具材が詰まっていますよ!
「グヤーシュ」はハンガリー発祥ですが、チェコやポーランドでも頻繁に食される人気メニューです。肉 & 野菜たっぷりのシチューです♡
「カチュカ・ス・ヤブウカミ」はアヒルとリンゴをローストしたボリューム満点の料理です ☆
「ヴォドニク」はヨーグルトとビーツを使った冷製スープです ♡
少し酸味のあるポーランド風のお味噌汁「ジュレック」。麦が発酵しており、一度食べたら病みつきです ♡
他にも、
酢漬けニシンとゆで卵をマヨネーズで和えた「シレチ・ポ・ヤポンスク」や、牛肉 & 野菜のスープ「シュトゥカ・ミェンサ」、きのこたっぷりスープ「グジボヴァ」、牛肉のグリル「シャシュウィク」、リンゴケーキパイの「シャルロット」など、日本では食することのできないものばかり!
是非ご賞味あれ!
卵とキャビアを合わせた料理…なんかもありました ♡
ちなみに、
ポーランドの伝統的な食事時間は以下の通りです。
- 朝食 (朝、起きたら食べる)
- 2回目の朝食 (10〜11時頃に軽く摂る)
- ランチ (14〜16時頃。一日の中で一番ボリュームあり)
- おやつ (適宜)
- 晩御飯 (19〜21時頃。サンドウィッチやサラダなど)
「バブカ」
しかし最近では生活形態の変化や健康志向の人が増えてきたため、ランチを12〜13時頃に食べる人も多いようです。
レストランのランチメニューも12〜15時頃が多く、家族が集まる夜ご飯にパスタなどを食べる人たちも少なくないようです。
ショパン ♪ 《続きを読む》◉ コペルニクス (天文学者)
◉ キュリー夫人 (物理・科学学者)
◉ カシミール・フンク (ビタミンの発見者)
◉ ショパン (作曲家・ピアニスト)
◉ コルベ神父 (アウシュビッツの聖者)
◉ ヨハネパウロ二世 (第264代ローマ教皇)
などなど…