「ヨーロッパの絶景」…
第5回目の今回は、ベルギー、ポーランド、ボスニアヘルツェゴビナ、ポルトガル、マケドニア、マルタ、モンテネグロ、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルク、ルーマニアの絶景を紹介したいと思います。
第1〜4回はこちら ↓
ヨーロッパの絶景 ① (アイスランド 〜 イギリス)
ヨーロッパの絶景 ② (イタリア 〜 ギリシャ)
ヨーロッパの絶景 ③ (クロアチア 〜 スロベニア)
ヨーロッパの絶景 ④ (セルビア 〜 ブルガリア)
水の都「ブルージュ」やブリュッセルの「グランプラス」など、中世のヨーロッパが色濃く残る街並み。さらにはワロン地方に代表される自然豊かな風景など、ベルギーはヨーロッパの中でも人気の高い観光国です。
🔴 アントワープ
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ヨーロッパ第2の港を持つアントワープは活気溢れる街!ダイヤモンド産業が有名で、ランドマークのノートルダム大寺院にはアニメ「フランダースの犬」の少年ネロが憧れてやまなかったバロックの巨匠ルーベンスの祭壇画が奉られています。
多くのデザイナーや芸術家を排出している、美術好きにはたまらない街と言えるでしょう。
🔵 ブルージュ
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ベルギー屈指の観光地として知られている古都ブルージュは、「天井のない美術館」「北のヴェネツィア」「水の都」と呼ばれています。
街を縦横に流れる運河、50以上の美しい橋、鐘楼と共に世界遺産に登録されている有名な「マルクト広場」などなど、中世の面影を色濃く残している美しい街です。
「平原」という意味を持つ国名の通り、ポーランドは手つかずの自然が残された美しい国です。そんなポーランドには異国情緒溢れる風景が満載!
🔴 クラクフ
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現在のポーランドの首都はワルシャワですが、17世紀初頭まではクラクフが首都でした。欧米ではとっても人気のある観光都市のひとつで、旅行雑誌や旅行サイトなどで「世界一素晴らしい観光地」の称号を与えられることも。
中世から引き継がれる美しい街並みはもちろん、歴代国王の居城であるヴァヴェル城、中世の商人が集まり取引をした中央広場、スラヴ人が創設した最古の大学であるヤギェウォ大学など見どころがたくさん!
一番の目玉は、中央広場にある「ポーランドで最も美しい教会」といわれる聖マリア教会です。クラクフとその周辺 (アウシュビッツなど) の観光には3日間滞在してもまだ見足りないほどです。
旧ユーゴスラビアの一国「ボスニアヘルツェゴビナ」の首都はサラエボ。90年代の内戦の傷痕 (弾痕) が今も残り、歴史の重重しさが感じられる街です。そんなボスニアヘルツェゴビナには他のヨーロッパとはまた異なる魅力に溢れています。
🔴 モスタル
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ボスニア・ヘルツェゴヴィナの古都モスタル (世界遺産) は、東欧に行ったらぜひ立ち寄りたい絶景スポットの一つです。ヨーロッパでありながら、どこかオリエンタルさが漂う独特の雰囲気が魅力的です!
ちなみに、モルタルの代名詞はネレトヴァ川に架かる橋「スターリ・モスト」です (かつて2つの民族を分ける橋でした)。街はネレトヴァ川によってカトリックのクロアチア人とイスラム教のムスリム人の居住区に分かれています。
(今でこそ平和なこの街も、紛争中はこの川を挟んで住民同士が争いを繰り広げていたのです)
オスマン朝時代の面影を残す街モスタル。他のヨーロッパ諸国ではあまり見ることのできないエキゾチックな光景に、新鮮な感動さえ覚えます。そして、街の中央を走るエメラルドグリーンのネレトヴァ川と市街を囲む緑の山々。
これらが一体となった景観は、吸い込まれるほどに美しく、いつまでも眺めていたくなってしまうほど。民族や宗教が異なる人々が共存してきたモスタルらしい風景と言えるでしょう。
小国ではありますが、大航海時代には世界をリードし、世界地図の空白を解明していったポルトガル。我が国と関係の深い国の一つでもあります。
🔴 アンブレラ・スカイ・プロジェクト
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空を埋め尽くすほどの傘のパレードは、世界にも類を見ないハッピーな絶景と言えるかもしれません。これは2012年から始まったアゲダグエダという芸術祭の一部です。
もともと夏の日差しが酷いこの場所に日陰を提供しようと始まったこのプロジェクト。困りごとをステキに解決してしまうあたりが何ともヨーロッパらしいですね。
🔵 ロカ岬
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ユーラシア大陸の最西端にある、コロンブスが新大陸発見後、帰国の際に目印にしたとされる岬です。なんだかこれだけでもロマンを感じますね。
大西洋の大海原が目の前に広がっており、岬には十字架の石碑を見ることができます。ここにはポルトガルの詩人カモンイスの有名な言葉が刻まれています。
「ここに地終わり、海始まる」…。
旧ユーゴスラビアの最南端国であるマケドニア。その南西部に位置するオフリドは、 アルバニアとの国境でもある大きなオフリド湖とコラブ山をはじめとする高峰を連ねる自然豊かな町です。
🔴 オフリド
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バルカン半島の小国・マケドニアが誇る町「オフリド」は、歴史的建造物が点在する街並みと美しい自然環境から世界遺産に登録されています。
400万年~1000万年前にできたと言われているオフリド湖は世界で最も古い湖のひとつです。そこに暮らす温かい人々、素朴な風景・・・西ヨーロッパのリゾート地にはないオフリドならではの魅力がそこにはあります。
イタリアの南側、地中海の中央にある小さな島国「マルタ」。温暖な気候に、良好な治安、美しい海、世界遺産の城塞都市、超古代遺跡、地中海の海の幸など、魅力を挙げたらキリがありません。
🔴 青の洞門 (ブルーグロット)
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マルタへ行ったら是非行ってほしいのがこの青の洞門(ブルーグロット)です。ここの景色は格別で、「イタリアにある青の洞窟よりも美しい」と言う人もいるほどです。
🔵 コミノ島
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マルタ共和国を構成する4島の中で一番小さな島がコミノ島です。目がくらむほどに眩しい海はダイバーたちの憧れ!是非、絶景のブルーラグーンを見に行きましょう!
🔴 ポパイ村
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マルタ島の北部にあるアンカーベイという場所には夢の国のような絶景が広がっています。バスクリンを入れたような色の海にカラフルな色の家々。
ちなみにここ、1980年に公開されたロビン・ウィリアム主演映画『ポパイ』のセットがアミューズメントパークとして残っている村なんです。村に入るとポパイやオリーブの衣装を着たスタッフたちに迎えられ、セット (カラフルな建物) の中を見学することができます。
(サマーシーズンは15分おきに船が出て、湾内を巡るボートトリップを楽しめます)
「アドリア海の秘宝」モンテネグロ (旧ユーゴスラビア) の美しすぎる絶景をご堪能ください!
🔴 コトル
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みなさん、モンテネグロってご存知ですか?ボスニア・ヘルツェゴビナやセルビア、コソボ、アルバニアに囲まれたバルカン半島の小国です。
世界一周の際に、アルバニアからモンテネグロ、クロアチアと抜ける途中に立ち寄ったのですが、あまりの美しさに思わず長く滞在してしまいました。
中でもコトルの街はこんな感じです ↓
旧市街は城壁に囲まれており、12〜15世紀の街並みを色濃く残しています。これらの文化景観と周りの自然景観が共に評価され、世界遺産に登録されています。
🔵 ドゥルミトル国立公園
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ここは「東欧のグランドキャニオン」の異名を持つ美しい自然公園です。標高差1300mにも及ぶタラ渓谷を中心に広がるドゥルミトル国立公園は、四季折々で違った景観を生み出しています。
氷河期に形成された独特の地形が生み出すこの環境は、多くの固有種を含む昆虫や動物たちの生息地にもなっています (世界遺産)。
バルト三国の一つラトビアにも、訪れるべき絶景があります!
🔴 スィグルダ
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スィグルダは首都リガから北東に約50km、人口1万人程の小さな町です。ですが、「ラトビアのスイス」と呼ばれるほどに自然豊かで美しい町なので、人気のある旅先でもあります。
春は芽吹き、夏は新緑、秋は黄金色の紅葉、冬は一面の雪景色。季節に関わらず素晴らしい表情で私たちを迎えてくれます。
🔵 バウスカ
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バウスカは城を擁するのどかな町です。ラトビアは歴史情緒溢れる旧市街が印象的ですが、郊外の (バウスカのような )小さな町や国立公園などのグリーンツーリズムでもかけがえのない時間が過ごすことができます。
🔴 リガ
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とある旅行サイトのアンケートで「世界一美しい国」に選ばれたこともあるラトビア。その首都がリガです。「バルトの貴婦人」という異名を持ち、聖ペテロ教会や聖ヨハネ教会、ブラックヘッド会館、美しいパイプオルガンを持つリガ大聖堂など見どころ満載!
何も考えず、コンパクトな旧市街の散策を楽しみましょう!
ラトビア、エストニアと並び、バルト三国に数えられるリトアニア。バルト海に面するこの小国には、氷河期に形成された平坦な土地に平原や湖が点在する自然豊かで穏やかな景色が広がっています。
🔴 トラカイ島城
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トラカイ島城は、ガルヴェ湖上に浮かぶ島の上に建てられた城のこと。「小さなマルボルク城」とも呼ばれているこのお城は戦争の際とても重要な位置にあり、14世紀後半から建設が始まったものの幾多の戦いの中で変化を遂げていきました。
17世紀の戦いでダメージを受けしばらく放置されていたのですが、再建され1961年に今の姿になりました。島のほとんどが城なので、「城が湖に浮いている」ように見えます。
🔵 十字架の丘
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イエスやマリア、リトアニアの英雄の彫刻、ロザリオなどが5万本以上立ち並ぶ「十字架の丘」です。カトリック教会の巡礼者によって自然に置かれるようになり、いつしかこのような景観となりました。
信仰心の強いリトアニア人の想い集まるこの丘は、非暴力による抵抗を表しているとも言われています。
ベネルクス3国の1か国であるルクセンブルク。オランダやベルギーはメジャーな国ですが、こちらはあまり。。。それでも、深い渓谷と森に囲まれた風光明媚な景色広がる素敵な国なんです。
🔴 グルント地区
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旧市街のエスプリ広場から出た先の崖の上の遊歩道から下の景色を眺め、ボックの砲台からグルント (低地)に降りてアルゼット川沿いの小道を進むと、サン・ジャン教会やしだれた木々の姿があり、独特の風情が漂っています。静かに観光したい方におすすめです。
中世の街並みや田園風景、羊飼いが羊を追う風景が広がるルーマニア。美しく妖しく神秘的な国でもあります。
🔴 サリーナ・トゥルダ
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サリーナ・トゥルダはヨーロッパ最大級の岩塩窟です。壁は全部塩でできています。1800年代から堀りはじめ、機械を使わず全て手作業で掘り進められて約50年。達した深さは地下400mと、地下にぽっかり大空洞ができています。
実は今、この大空洞がテーマパークになっているんです。乗り物はもちろん、スクリーンや音響設備も完備され、ステージ演出までも!塩湖にはボート乗り場もあります。
ちなみに内部の空気は新鮮で、ぜんそく・気管支系疾患・花粉症などの人が、ここに居るだけで治療になるのだとか。壮大な地下の世界は、まるで別の惑星の遊園地のようですね。
🔵 トロヴァント
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ルーマニアだけでなく、ロシアやカザフスタン、チェコにも点在すると言われている「トロヴァント」という石。別名「生きている石」と呼ばれています。
このトロヴァントは石にも関わらず、増えたり大きく成長したりするのです。なんとも幻想的な石のある風景なんです。
増える仕組みは少しずつ解明されているようです。炭酸カルシウムを多く含んだ雨が激しく降った後に石がそれを吸収し、石の中の化学物質と結びつき反応して内部に圧力が生まれます。その圧力が石を成長させ増やすのだそうです。
🔴 ビガーの滝
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首都ブカレストから国内線でティミショアラまで行き、そこからさらに車で3時間のところにあるカラシュ = セヴェリン南西部の自然保護区には、地元の人が「ミニス渓谷の奇跡」と呼んでいる幻の滝があります。
放射状に滝が落ちる様子はまるでファンタジー!ここでしか見られない「世界一美しい滝」との呼び声が高く、山の中にも関わらず多くの人々が訪れています。「世界のユニークな滝」にも選出され、SNSなどでもこの写真がたくさんシェアされています。
🔵 ブラン城
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ルーマニアの南部・トランシルバニア地方には吸血鬼ドラキュラが住んでいたとされるブラン城が建っています。当時、ヴラド・ツェペシュ (ドラキュラのモデルとされる人物) がワラキア公国を統治していました。
ブラン城ことドラキュラ城は1388年から建っており、山の上に築かれているためとても目立っています。城内には執務室や地下牢・拷問道具までもが展示されており、ホラーな雰囲気を漂わせています。
外から眺めても、中をのぞいても、まるでこの世のものとは思えない幻想的なお城です。冬季のルーマニアは寒さが厳しいのですが、このお城の絶景を満喫したいのであれば冬がオススメです。
ヨーロッパの絶景 ① (アイスランド 〜 イギリス)
ヨーロッパの絶景 ② (イタリア 〜 ギリシャ)
ヨーロッパの絶景 ③ (クロアチア 〜 スロベニア)
ヨーロッパの絶景 ④ (セルビア 〜 ブルガリア)