天才童話作家アンデルセンを生み育んだ「おとぎの国」デンマークは緑豊かな森や湖など美しい自然を楽しむことができる観光地として有名です。
特に首都のコペンハーゲンは歴史ある美しい街並みが有名ということで、世界中から多くの観光客が訪れています。他にも、「名作ハムレットの舞台クロンボー城」やバイキングの歴史に触れることができるオーフスなど、魅力溢れるスポットがたくさん!
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◉ 公用語:デンマーク語
◉ 首都:コペンハーゲン
◉ 人口:約570万人
◉ 通貨:デンマーク・クローネ
◉ 人気のスポーツ:サッカー
◉ 有名人:
アンデルセン (童話作家)、キェルケゴール (哲学者)、ニコラス・ペタス (格闘家)、ラーズ・ウルリッヒ (メタリカのドラマー)、ディジー・ミズ・リジー (ロックバンド)、ロイヤル・ハント (ヘヴィメタルバンド)、ウォズニアッキ (女子プロテニス選手)、シュマイケルやラウドルップ兄弟 (サッカー選手) など
◉ ベストシーズン
基本寒い国ですので、観光旅行は夏の6〜8月頃がベストでしょう。冬の時期には営業していない観光地も出てきます。
🔵 ニューハウン
《続きを読む》活気溢れる港町ニューハウン (デンマーク語で「新たな港」の意) は、運河に沿ってカラフルな木造家屋がずらりと軒を連ねる素敵なエリアです。その歴史は古く、1671年に市街地拡大のため国王クリスチャン5世によって人工的に造られました。
当時は世界中から船が集まり賑わう繁華街でしたが、現在は世界的にも有名なウォーターフロントに様変わりしました。運河沿いにはおしゃれなカフェやレストラン、土産物店、アンティークショップなどが軒を連ね、いつも多くの人で賑わっています。
「みにくいアヒルの子」「マッチ売りの少女」などで知られる童話作家ハンス・クリスチャン・アンデルセン (1805~1875) はこの町を気に入り、生涯で3カ所この地に住居を構えました。きっと、入り江に浮かぶ帆船やパステルカラーで彩られた街並みにニンマリと暮らしていたことでしょう。
港町ならではの喧騒と美しい景観が彼の創作意欲を掻き立てたことは想像に難くなく、名作誕生の場となったのは間違いありません。
「どこを切り取っても絵になる町」ニューハウンはコペンハーゲンを代表する景観のひとつです。デンマーク産のカールスバーグ・ビールで杯を重ね、地元料理に舌鼓を打っていただけたらと思います。
🔵 チボリ公園
《続きを読む》ここはアンデルセンが童話の構想を練るために度々訪れていた場所だそうで、園内は童話の世界そのものです。ウォルト・ディズニーが参考にしてディズニーランドのモデルになったとも言われています。
広大な敷地内には、観覧車やジェットコースターなどの乗り物はもちろん、野外劇場でのエンターテインメントやレストランでお食事などなど…たっぷりと時間をとって過ごしていただきたいスポットです。
🔵 その他
《続きを読む》コペンハーゲンには他にも
などがあります。
《続きを読む》コペンハーゲンから北に約40kmほど行くと、バルト海に面した港町ヘルシンオアがあります (対岸スウェーデンとわずか5kmの距離)。デンマークは酒税が安いので、フェリーに乗ってスウェーデン人がよくやって来ます。
そのフェリー船着き場と鉄道駅からも見える場所に建つのがシェークスピア作『ハムレット』の舞台となった「クロンボー城」です。世界遺産にも登録されています。
《続きを読む》フュン島のほぼ中央に位置するオーデンセはアンデルセン生誕地として知られています。だからというわけでもないのでしょうが、メルヘンの世界を存分に味わえる見どころが散在している町でもあります。
《続きを読む》コペンハーゲン中央駅から電車で1時間弱のヒレレズにあるお城です。湖を挟んで眺める外観は荘厳で素晴らしく、「スカンジナビアで最も大きなルネサンス様式の宮殿」となっています。
《続きを読む》デンマークと言ったらレゴ!レゴアイテムは首都コペンハーゲンや空港などでも見かけることはあるのですが、やはり本場のビルンは違います。
残念ながらビルンの町は、コペンハーゲンから電車で2時間ほどかかってしまうのですが、すごく素敵な場所なので、時間に余裕のある方は是非足を運んでみてください。基本的には子供向けに作られた施設ですが、大人でも十分、1日楽しむことができます。
《続きを読む》デンマークは他の北欧諸国同様、日本ほどバラエティーに富んだものではありません。魚は新鮮なものが少なく、サーモン & ニシンばかり。デンマーク人にとっての食事は「楽しむ」というよりも「栄養補給」が目的なのかもしれません。
なので、「肉とじゃがいも」のようなシンプルな料理が定番だったりします。しかしながら、海外からの多様な食文化 (イタリアン・フレンチ・和食など) が入ってきたことで少しは変わってきました。
そんな中、いくつかデンマークの代表料理を紹介しておきましょう ↓
他にもいろいろあるのですが、ハンバーグのようなものであったり魚のすり身のようなものであったりドーナツのようなものであったりと、基本的には素材を生かしたシンプルなものが多い傾向にあります。
日本人の口に合うものが多いです。
デンマークと言えば 「幸福度ランキングNo.1」ということでも有名で、その背景には「高福祉社会システム」があります。税金が高い分、福祉がかなり充実。
例えば、教育費は大学まで無料ですし、医療費も出産費も無料!さらには、保育や介護面も手厚く、多方面に「死ぬまで無料」が続きます。税金の無駄遣いがなく、「必要な人に使う」という合理的なシステムが確立されています。
そんなデンマークでは、「17時には仕事は終わる」働き方が推奨されています。法律で「労働は週37時間まで」と決められており、週5日勤務なら1日あたり約7時間。残業という概念はほぼ存在しません。
同様に、年間6週間の有給休暇を取る制度も定められています。「仕事は効率的にやってこそ」という意識が高いようです。
このように、デンマークは「高福祉国家」を掲げており、皆が一定の生活水準を保障されています。「必要以上に頑張らなくても生きていける」という、ある意味理想郷を実現させているわけです。
そんなデンマークでは教育もしっかりしています。小さい頃から親や先生に「将来、あなたはどうしたいの?」と問われながら育つ環境下にあり、小中学校ではテストで序列化することは禁止されています。指導内容は国ではなく、各学校が決めるようになっています。
別の側面から見てみると、「離婚率50%」という数字が出てきます。この背景には「自由」「女性の就業率が高い」といったことが挙げられそうです。女性にも経済的自立が保証されており、離婚へのハードルが非常に低いというわけです。
「離婚が増えると出生率も低くなるのでは?」と思うかもしれませんが、必ずしもそうではないようです。
「教育」「家庭」「仕事」・・・
あらゆる面において、デンマークは自由の国と言えるかもしれません。我々日本人も、彼らから学ぶべきことをしっかりと学んで、より良き社会を作っていかないといけませんね。
肌で感じるためにもまずは一度デンマークに行ってみませんか?