ヨーロッパともアジアとも中東とも解釈することができる不思議な国トルコ。世界地図において、トルコはとっても重要な場所に位置しています。皆さんはどんなイメージをお持ちですか?
クーデターやテロ、移民問題などもあり、「ちょっと怖いかも…」と思っているかもしれませんが、実は世界的にも有名な親日国の一つです。
豪華絢爛なモスク、幻想的な風景、雄大な自然景観、賑わいが楽しいバザール、美味しい食べ物などなど、トルコにはたくさんの魅力が詰まっています!
緩〜い規律のイスラム国家でもありますので、日本人が旅行するにはうってつけの場所でもあるんです。そんなエキゾチックな国トルコの「基本情報」と「人気観光スポット」を以下にまとめてみました。
次回の旅の参考になさってみてくださいね!
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アジアとヨーロッパの中継地点に位置し、いくつもの民族が通り過ぎていった文明の十字路トルコには、歴史ある建造物や遺跡、美しい工芸品、ビーチリゾートなど、人々を惹きつけてやまないたくさんの見どころがあります (中東旅行の玄関口としてもぴったりです)。
そんなトルコには、日本人の口にピッタリのトルコ料理というものがあります。というわけで、「観光」以外にも、「グルメ」まで思いっきり楽しめちゃいます!
◉ 公用語:トルコ語
◉ 首都:アンカラ
◉ 最大都市:イスタンブール
◉ 人口:約7500万人
◉ 通貨:トルコリラ
◉ 物価:日本とほぼ同じ
◉ 宗教:人口の99%以上がムスリム (イスラム教徒)
1890年 (明治23年) に、和歌山県の串本町沖で発生したエルトゥールル号遭難事件で日本の対応が評価されたことなどから、両国の友好関係は極めて良好です!
◉ ベストシーズン :春〜秋 (4〜11月)
※ 例えばイスタンブールであれば東京と同じような気候なので、5〜9月頃が観光のベストシーズンと言えるでしょう (ちなみに夏でも30℃を超えることは稀)。
以下、トルコの観光地をイスタンブールから反時計回りにみていきましょう↓
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ボスポラス海峡を挟んでヨーロッパとアジアに分かれるイスタンブールは、紀元前667年にギリシア人の都市ビザンティオンとして建設されて以来、「ローマ帝国」、「ビザンツ帝国」(東ローマ帝国)、「ラテン帝国」、「オスマン帝国」の首都とされ、現在も活気溢れる都市として世界的に人気の観光地となっています。
そんなイスタンブールには、各時代の歴史を今に伝える見所がいっぱい!ビザンツ帝国の最高傑作「アヤソフィア」、世界一のモスクと名高い「スルタンアフメット・ジャーミィ(ブルーモスク)」、オスマン帝国歴代君主 (スルタン) たちの宝物が見られる「トプカプ宮殿」、ローマ時代の水道橋などなど。まるで街そのものが博物館のようです。
また、イスタンブールは史跡だけではありません!世界三大料理のひとつであるトルコ料理に舌鼓を打ったり、ハマムの大理石に寝そべって垢スリをしてもらったり、ボスポラス海峡をクルーズしたり、迷路のようなバザールで買い物をしたり、、、
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イズミルは、エーゲ海に面するトルコ西部の港湾都市です (イスタンブールやアンカラに次ぐトルコ第3の都市)。ここでの見どころは「エフェス都市遺跡」になります。
紀元前11世紀、イオニア人によって建設された都市国家の遺跡です。神殿だけでなく、大劇場、体育館、神殿、図書館などもあり、ここから数々の芸術、文化が生まれました。のんびり散策が楽しい街でもあります。
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パムッカレとはトルコ語で「綿の宮殿」のこと。そのパムッカレにある「ヒエラポリス」は、かつて温泉療養地として栄えた場所で、現在も遺跡の中で泳げるプールがあることで有名です。
その様子はまるで純白の棚田であり、大小合わせて100以上ある棚の部分には温水が流れています (世界遺産)。足湯に浸りながら、ぜひ写真のような絶景を観賞してみてください。
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青い海も街歩きも楽しめる地中海沿いのアンタルヤは、トルコ屈指のビーチリゾートです。夏には、ヨーロッパ各地から多くの観光客が集まります。街の中心にはギリシア & ローマ時代の遺跡があり、趣のある街並みが楽しめます。
この辺りには美しいビーチや遺跡のある町が多いので、アンタルヤを拠点にそれらの街に出向いてみるのもいいでしょう。
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コンヤは、多くの学者や芸術家が集まり数々の文化が花開いたルーム・セルジューク朝の都です。旋回舞踊が有名なイスラーム神秘主義の一派「メヴレヴィー教団」の発祥地としても知られています。
ここでの見どころは、メヴレヴィー教団の創始者メヴラーナの霊廟やムハンマドのあごひげが収められた箱が見られる「メヴラーナ博物館」。旋回舞踊は一年を通して観ることができますが、12月中旬の「メヴラーナ週間」には特に盛大に行われるので、これ目当てなら12月に訪れましょう。
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トルコ旅行で外せない場所の一つにカッパドキアがあります。目の前に広がる奇岩のパノラマは圧巻で、地球が生み出した自然にただただ驚くばかり。夕刻のピンク色に染まるグラデーションが美しいローズバレーや、キノコやラクダの形をした奇岩にびっくり!
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トルコ北東部のトラブゾンは、黒海 (海の幸が豊富) に面する港湾都市です。一年を通して雨が多く緑豊かな地域で、トルコ人が大好きな紅茶の産地である「リゼ」や、「ウズンギョル」「アイデル」といった避暑地への拠点となる街でもあります。
そんなトラブゾンで一番有名な観光スポットといえば「シュメラ修道院」。イスラム勢力から逃れ、山奥の断崖に張り付くように建てられた修道院には鮮やかなフレスコ画が残されています。
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香料サフランの集積地として繁栄したことから、サフランボルという名前がつきました。トルコの伝統的な家屋が多く残る街で、街全体が世界遺産に登録されています (首都アンカラからバスで3時間)。
サフランボルは手工芸や鍛冶の街としても有名で、街を散策していると手芸に勤しんでいるおばさんを見かけたり、鉄を打つ音が聞こえてきたりします。のどかな街です。
🔴 エディルネ (イスタンブール近郊)
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エディルネは、14〜15世紀に首都として栄えたトルコ最西端の街です (ブルガリアまで10km、ギリシャまで5km)。イスタンブールからバスで2時間半と近いので、日帰り観光も可能です。
この街では、トルコを代表する建築家ミマール・スィナン作の「セリミエ・ジャーミィ」と「アリ・パシャ市場」を楽しみましょう。ほうきや、本物そっくりのフルーツ石鹸が人気です。
🔴 ブルサ (オスマントルコ発祥の地)
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イスタンブールから高速船で約2時間。ウル山 (標高2,543m) の麓に広がる街ブルサには「ウル・ジャーミィ」「イェシル・ジャーミィ」「イェシル・テュルベ」などの美しいモスクや霊廟があり、イスラム建築が好きな方なら絶対に訪れるべき街です。
ここでは、パンにドネル・ケバブを重ねトマトソースとヨーグルトソースをかけた「イシケンデル・ケバブ」とマロングラッセのようなお菓子「ケスターネ・シェケリ」をぜひ召し上がれっ!
「コザ・ハン(市場)」では、お土産にスカーフ (絹織物) などを買ってみてはいかが?
🔴 トロイの考古遺跡
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トルコ西部、エーゲ海を数キロ先に見渡す丘に広がるトロイ遺跡は、ドイツの実業家ハインリッヒ・シュリーマンが1870年から3年を費やして掘り当てた遺跡です。
古代ギリシアの詩人ホメロスの英雄叙事詩『イリアス』によれば、トロイは王妃ヘレネをめぐり、ギリシアと10年におよぶ戦争 (トロイ戦争) となり、「トロイの木馬」の計略により一夜にして陥落した伝説の都。
シュリーマンは、神話上の都市と考えられていたトロイの実在を信じ、私財を投じて発掘に成功しました。
🔴 トゥズ湖
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南米ボリビアのウユニ塩湖同様、湖全体が塩で覆われている塩湖がトルコにもあります。極端に塩分濃度が高く、夏の間は干上がり、30cmほどの塩の層ができ、冬は降雨によってそれが真水に溶け出します。
天候などの条件にもよりますが、ウユニ塩湖のような鏡張りの状態になることもあります。予算や季節の関係でウユニ塩湖に行くことがどうしても難しい方は、トルコへの旅を検討してみてはいかがでしょうか。
🔴 ネムルト山
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ネムルト山は、首都アンカラの東約600kmに位置する標高2,134mの山です。山頂には紀元前1世紀頃にこの地を支配したコンマネゲ王国のアンティオコス1世の墳墓とみられる遺跡があり、座像から切り離された王たちの首が、まるで地面から生えているかのような不思議な景観を見ることができます。
トルコは世界屈指の観光大国と言われるだけあって、モスクや遺跡から自然景観に至るまで、様々な観光スポットがたくさんあります。
これまで多くの国を旅行したことのある人でさえ、「トルコは一味違う」「一度の旅行では物足りない」と言うほど、たくさんの魅力に溢れています。
皆さんも、次の旅行先として是非トルコを検討してみてくださいね。