北大西洋に浮かぶアイスランドでは、壮大な絶景が魅力の自然観光がメインです。その美しすぎる大自然を間近で体験するには現地のガイドツアーに参加するのがオススメ!
「目の前に広がる氷河」
「地下に広がる溶岩の洞窟」
「とってもきれいなシルフラの泉」
「大河を泳ぐクジラの群れ」
アイスランドの大自然は奇異に富んでおり、初めて訪れる人の冒険心をくすぐるスポットがたくさんあります。「鉄道が整備されていないので、一人旅は大変そう・・・」と言う声をよく聞きます。
もちろんレンタカーでも観光はできるのですが、現地に到着してからでも気軽に参加できる現地ツアーがかなり充実していますので、一人旅でも安心して旅行できるんです!
《続きを読む》 ◉ 公用語:アイスランド語
(英語とデンマーク語も話せるトライリンガル)
◉ 首都:レイキャビク
◉ 人口:約35万人
◉ 通貨:アイスランド・クローナ
◉ 独立:1944年にデンマークから
◉ 面積:北海道と四国を合わせたくらいの面積
◉ EUには未加盟
◉ 気候:国土の一部は北極圏にかかっている国なのですが、冬の寒さはそれほど厳しくはありません。同緯度のフィンランドやスウェーデン北部の2月の最低気温が氷点下20℃なのに対して、アイスランドは-3℃ほど。これは、メキシコ湾から流れてくる暖流の影響を受けているから。
◉ オーロラ:高緯度に位置するアイスランドはオーロラを地上から観測するのに適している場所として有名です (全土で観測可能)。そんな場所としてアイスランドはとっても暖かい方なんです。
◉ 同性婚:2010年より同性婚が認められています
◉ 冬の生活:冬場は極夜になるので外出が少なく、家にこもって読書をする人が増えると言われています
◉ 温泉:火山活動で1600万年前に誕生したアイスランドには(日本人が大好きな) 温泉があります
《続きを読む》 「アイスランドに行くなら何月がいい?」
「白夜 (夏) やオーロラ (冬) も気になるけど、そもそもアイスランドの旅行シーズンはいつ?」
アイスランドには四季がありますが、やはり冬が長く、春は4~5月、夏は6~8月、秋は9~10月、冬は11~3月となっています。
春はハイシーズンではないため、人混みを避けたい方にはおすすめです。日照時間は比較的長く、存分に観光を楽しむことができます。この時期は山上の残雪景色がとってもきれい。ちなみに、4月初めであればオーロラ観測のチャンスもあります。
夏はハイシーズンであり、一番おすすめなのは夏。夏限定のツアーも多く、まさに観光のための季節と言えるでしょう。白夜のおかげで24時間観光することも可能です。パフィンやクジラに出会う確率が高いのも実はこの時期なんです。各種フェスティバルやヨークルスアゥルロゥン氷河湖で開催される花火大会は貴重です。
秋になると、雪が降るほど寒くはないのですが、オーロラを観測するチャンスも出てきます。昼間に観光、夜はオーロラとアイスランドの魅力を両方楽しみたい方は秋がいいかもしれません。
絶景スポット「青い氷の洞窟」に行けるのは冬の間だけです。日照時間が短いため、他の季節よりもオーロラ観測の確率は高くなります。クリスマスのイベントや大晦日の年越し打ち上げ花火などもあり、注意すべきのハイシーズンとも言えるでしょう。
というわけで、何を目的に行くかで異なりますが、個人的には夏がおすすめです。一年を通してもっとも過ごしやすい快適な気温であり「観光が楽」。
しかしながら、「オーロラ」と「洞窟」が目的であればやはり冬ということになるでしょう。間をとって、春か秋に訪れるのもアリです。
首都のレイキャビクはコンパクトにまとまっており、徒歩でも十分観光できます。おもちゃ箱のようなカラフルな街並みは歩くだけでも楽しいですよ。名物のホットドックやロブスタースープは必食です!
《続きを読む》 ゴールデンサークルはアイスランド定番観光地の一つです。レイキャビクからそう遠くなく、一年を通して訪れることができます。
「グトルフォスの滝」、ストロックル間欠泉の噴出する「ゲイシール地熱帯」、そしてユネスコ世界遺産に登録されている「シンクヴェトリル国立公園」で構成されているゴールデンサークルは半日で観光可能。
なので、残り半日で他のアクティビティに参加するコンビネーションツアーが人気です。エキサイティングな体験を求めるなら「スノーモービル」、動物が好きなら「乗馬」がおすすめです ☆
観光の途中に温泉に立ち寄ることもできます。ブルーラグーンやシークレットラグーン、フォンタナ・スパなどが人気です。
ちなみにアイスランドは海嶺が地表に乗り上げている世界でも珍しい地形を誇っており、シンクヴェトリル国立公園では、ギャウと呼ばれる北米プレートとユーラシアプレートによって形成された裂け目を歩くこともできるんです。
また、シンクヴェトリル国立公園内にあるシルフラの泉では、一年を通してシュノーケリングやダイビングを楽しむこともできます (透明度高し)。
《続きを読む》 乳白色に青を混ぜたような色が美しい世界最大の露天風呂「ブルーラグーン」もアイスランド旅行で欠かせない観光地の一つです。送迎のみのツアーもありますので気軽に温泉を楽しむことができます。
この水色のお湯と壮大なスケールは、日本では見られない光景です。レイキャビクからのアクセスも簡単で、18時以降であれば比較的空いています (お湯の温度は39℃ほどに保たれています)。
ちなみに、1976年にできたこのブルーラグーンは天然温泉ではありません (発電用に湧き出した温泉を使ってくだいな温泉湖を作ってしまったとか)。それでも、シリカやミネラルの豊富なお湯でお肌に良い効果があり、疥癬 (かいせん:皮膚病の一種) の治療にも効果があると言われています (お湯は48時間で完全に入れ替わります)。
ブルーラグーンは事前予約が必要で、前日や当日の購入ができない場合もあります。料金は変動制で、人気のある時間帯やすでに予約が多く入っている時間帯は割高です。
水着を着ていれば誰でも入ることができます。泥パックもできるので、全身きれいになりながら楽しんじゃいましょう!運が良ければオーロラを観ながら温泉に浸かるという体験ができちゃいますよ!(バーがあり、お酒を飲みながら浸かることもできます)
チケットタイプは数種類ありますが、アップグレードは当日でもOK。とにかく、予定が決まったらまずは予約をしておきましょう (よほどのハイシーズンでもない限り現地ツアーに参加…でも大丈夫だとは思いますが)。
アクセス:レイキャビクから車で50分、ケプラヴィーク国際空港から車で30分の距離にあります。
《続きを読む》 レイキャビクの北西に位置するスナイフェルスネス半島は、息を飲むような美しい景色が続くとっても素敵な場所です。「美しい滝」「野鳥」「溶岩大地」「堂々とそびえる山々」そして「スナイフェルス氷河」。
また、途中にある小さな村「アルナルスタピ」や「ヘルナル」も可愛らしくて素敵です。スナイフェルスネス半島はレイキャビクから2時間ほどなので、半島をぐるっと観光して10時間超の日帰りツアーになります。冬であれば、オーロラ観察も併せて1泊2日のツアーがおすすめです。
さらに、フィヨルドに興味のある方はフェリーに乗って観ることもできます。
《続きを読む》 ゴールデンサークルの次の日はどこへ行ったらいい?そんな時はアイスランドの南海岸がおすすめです。数々の滝や氷河がちょうどよい距離に点在しており、ゴールデンサークルとはまた一味違った風景を楽しむことができます。
ツアーの数も豊富で、アクティビティとセットになったものもあります。神秘的な美しさで知られるヨークルスアゥルロゥン氷河湖まで行くツアー (レイキャビクから5〜6時間かかるため1泊2日がおすすめ) もあれば、ヴィークの町までの日帰りツアーなどもあります。
ちなみにヨークルスアゥルロゥン氷河湖ではボートに乗って氷塊の間をクルーズすることもできます (5〜9月)。冬の場合は、南海岸沿いを観光するツアーがあります。
《続きを読む》 アイスランドの冬の風物詩と言えばやっぱりオーロラ!9〜3月下旬まで観ることのできるオーロラは、晴天であればレイキャビクを含むアイスランド全土で観察のチャンスがあります。
ツアーには様々なものがあり、「レイキャビク郊外でオーロラを待つバスツアー」「船に乗って海から観るツアー」などなど。中でも「スーパージープで行くオーロラツアー」は通常のバスツアーでは行くことのできない場所まで行くことができます。
万が一オーロラに出会えなかったら翌日無料で参加できるツアーもありますので、その辺りは要確認です。レンタカーで光害のない田舎まで行ってホテルやゲストハウスに泊まり、時間に縛られず好きなだけオーロラを観る…というのも素敵ですね!
《続きを読む》 地下には活発な火山活動、山の頂には氷河という火と氷のコントラストが際立つアイスランド。せっかくなので、数千年の時を今に伝える不思議な洞窟も観てみませんか。
数ある火山ツアーの中でもこの「インサイド・ザ・ボルケーノ」ツアーは毎年5~9月に限り火山の中に入ることができます。かつてマグマがあった場所で、その火口はやがて大きな洞窟となりました。
ツアー参加者はヘルメットを着用し、ゴンドラに乗って火口から火山内部へと降りて行きます。参加できる人数が限られているため、予約はお早めに!
《続きを読む》 アイスランド国土の約10%は氷河で占められています。「じゃあ、氷河を散策しよう!」ということで、レイキャビクから近い場所にあるソゥルヘイマヨークトル氷河へ行ってみませんか。レイキャビク発のバスツアーもありますし、割と手軽に体験できちゃいます。
また、南東部にあるアイスランド最大の氷河「ヴァトナヨークトル氷河」はレイキャビクから6時間ほど離れていますので、こちらは2〜3日のバスツアーで行くのがおすすめです。
氷河でのアクティビティは夏も冬も、季節に関係なく催行されています。遠くからではわからないムーランやクレバス、不思議な氷の造形など、氷河の様々な表情をぜひ楽しんでみてください。
《続きを読む》 ヴァトナヨークトル氷河 (レイキャビクから6〜7時間) にできる「氷の洞窟」は夏の間は溶けています (11~3月限定)。というわけで、この「氷の洞窟」は毎年新しく生まれ変わっているとっても繊細な洞窟なんです。
複数できる氷の洞窟はそれぞれユニークな形をしていてサイズも異なります。共通しているのは、青く透き通る氷でできているということ。
そしてもう一つ、一年中楽しめるアイストンネルにも注目です。
ラングヨークトル氷河ツアーであれば、レイキャビクから車でおよそ3時間、日帰りで楽しめます!
《続きを読む》 首都レイキャビクの周辺にばかり目が生きがちですが、北部にもたくさんの魅力があります!
この辺りは火山活動が活発で、「暗黒の街」という意味のディンムボルギルの溶岩石柱群や多くの地熱活動を見学することができます。
「北のブルーラグーン」とも呼ばれるミーヴァトン・ネイチャーバスという露天温泉もあります。不思議な景色が点在しており、好奇心をくすぐるエリアです。
一人旅でも安心して楽しめる国アイスランド!氷河 & 火山の両方を併せ持つ自然溢れる場所アイスランド!ここで是非、かわいらしいレイキャビクの街並みと感動の自然美を同時に体感してみてはいかがでしょうか。
夏に訪れると「白夜」(夜中に日が沈まない) を体験することもできますし、冬ならもちろんオーロラを満喫できちゃいます!ヨーロッパ随一の自然景観はここアイスランドにこそあるのです。
他にも、
などなど、見どころ盛りだくさんっ!
是非、手つかずの自然が多く残るアイスランドで、身も心もリラックスしてみてはいかがでしょうか。
ヨーロッパの絶景 ①【五十音順で全5回】 (アイスランド 〜 イギリス)