世界には、なぜそんなことが起こってしまったのか理解に苦しむ「奇病」や「難病」がたくさんあります。
例えば中国には、体中がウロコで覆われているため「魚少年」と差別や偏見の目で見られている少年がいます。
他にも、「自分は死んでいると思い込む病気」の人もいれば、「世界が全て逆さまに見える人」、「15分おきに食べないと死んでしまう人」、「血の涙を流す人」、「歳をとればとるほど見た目が若くなる人」、「寒さや痛みを全く感じない人」
「眠ることができない少年」、「水アレルギーの女性 (汗もお風呂もダメ)」、「ラムネ菓子しか食べられない女性」、「全ての出来事を一切忘れることができない女性」、「笑うと体が麻痺状態になってしまう女性」
「鏡に映る自分を自分だと認識できない人」、「眠りに落ちると呼吸が止まってしまう人」、「体内に骨が次々とでき、身体の自由を奪われていく人」、「体臭が尋常でないほどきつい人」、「象の腕になる人」、「歳をとらない人」などなど。
「歳をとらない人」に関しては、死の直前数日で急激に老け込むそうです。
そんな中、
インドでは「果物のライチを食べて死亡する」という奇病が2015年に発覚。
ある専門家はこう述べています。
「西インド諸島と西アフリカでは、ライチと同じ科に属する果実、アキーを熟す前に食べた後に急性脳症を発症した例がある」
つまりはそういうことなのでしょうか?
バングラデシュでは、4歳の少年が「老人のような外見に変化する」奇病にかかり、現在は首都ダッカにあるバングラディシュ最高峰の病院に入院しています。
少年は生まれつき手足や顔の皮膚がたるんでおり、心臓、視覚、聴覚などにも問題があるそうです。
少年の父親は、「これまで彼を診てきた多くの医師たちは、誰一人この症状を説明できなかった」「病院で治療を受けさせるために土地を売り、呪医にも薬草医にも見せたが症状は変わらなかった」「この病院が私たちの最後の希望だ」と語っています。
「息子を普通の子どもたちと同じようにしてほしい」
医師たちは当初、生後幼くして急速な老化が起こり深刻な合併症を引き起こす「早老症」を疑ったそうです。しかし、どうやらそれとは違うまた別の奇病の可能性が…
「早老症ならば、時間が経つほど老化は加速される。しかし、少年の老化は最近止まっており、改善がみられる」とのこと。
バングラデシュの地方部では、近親婚が普通に行われています。 少年の先天的なこの症状は、そうした近親婚の結果であるのかもしれません。