ポーランド (ワルシャワ) といえば、ピアニストのフレデリック・ショパンを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?彼はピアニスト憧れの偉人でありポーランドの英雄です。
そんなショパンは39年間の人生の前半を首都のワルシャワで過ごしました。ジェラゾヴァ・ヴォラで生まれたのですが、生後数ヶ月でワルシャワに移り住み、その後幼少期の頃からず〜っと才能を伸ばし続けてきた経緯は皆さんご存知の通りです。
ショパンは頻繁に貴族のサロンでコンサートを開き、先生たちも彼の類いまれな音楽の才能を称賛。というわけで、
今回オススメするのはショパンゆかりの地です。ポーランド旅行の目的は様々でしょうが、その一つに「ショパン」も加えていただければ幸いです。ショパンとともに、ポーランドの「美しい景観」「素晴らしい文化」を感じていただけたらと思います。
《続きを読む》ショパンの生家と洗礼を受けたロフ教会は行って見る価値があります。時間があれば是非、ジェラゾヴァヴォラまで足を運んでみて下さい (ワルシャワから列車で1時間ほど)。
ショパン博物館はもともと宮殿だったので、建物自体も素敵です♪
《続きを読む》ショパン博物館はポーランドの首都ワルシャワにあります。ショパンの歴史が展示されているのはもちろんのこと、ほとんどのショパンの曲を聴くことができます。5年に一回開かれるショパン国際コンクールのムービーも流されていますよ♪
彼が使用していたピアノや直筆の手紙、譜面、落書きなどが展示されており、カフェやお土産屋さんも併設されています。入館は通常予約制なので、(観光客が多い) 夏の時期に行かれる方は絶対に予約して行った方がいいです。1時間に100人までしか入れません。
ただし、ホームページはポーランド語。理解できないので、ホテルのスタッフにお願いして予約しましょう。
※ 日曜日は無料なので特に注意が必要です。
《続きを読む》ポーランドの首都ワルシャワにあるワジェンキ公園は中心地から少し離れていますが、「ヨーロッパで最も美しい公園」の一つと言われています。ショパンの銅像が佇んでいることでも有名です。
自然豊かで敷地面積が広く、リスや小鳥が手から餌をもらったり…と夢のような公園です。寒い時期を除く毎週日曜日には、無料でショパンの野外コンサートが開催されています。
《続きを読む》偉大なる音楽家ショパンはポーランドで生まれ育ちました。とりわけ首都のワルシャワはとってもゆかりの深い場所。20歳までをワルシャワで過ごし、その後1831年 (21歳の時) にパリへと移り住み、「パリで最も著名な人物の一人」として認められます。
その後39歳という若さでその短い生涯を終えるわけですが、祖国ポーランドへの想いを忘れることはなかったようです (旧市街の王宮広場から南へ延びるクラクフ郊外通り周辺にはショパン関連の見どころが集中しています)。
ショパンが学んだワルシャワ大学もその一つ。門には「フレデリック・ショパンは1817年 (7歳) から1827年までワルシャワ大学のキャンパスで暮らし、学んだ」とのプレートが掲げられています。
事実、ショパン一家が暮らしたポレクトルスキ館は大学の敷地内にあります。建物内部を見ることはできませんが、大学構内は自由に散策することができます。
そして、ワルシャワ大学の向かいには1827年からショパン一家が3番目の住居として使っていたチャプスキ宮殿があります (ワルシャワにおける最後の住居です)。
ショパンにとっては初めて自室を持ち作曲に集中することができた場所でもありました。現在は美術アカデミーとなっており、建物3階の一角が「ショパン家のサロン」として公開されています。
近くには2010年にショパン生誕200年を記念して設置された「ショパンのベンチ」が置かれています。ボタンを押せばショパンの音楽が流れる仕組みになっています。
《続きを読む》ここはショパンの心臓が納められている教会です。建物も内部も大変素晴らしく。。。ちなみにショパンの心臓は取り出して調査されたことがあるようで、メイン通路の左側の柱に埋められているそうです。
ショパンはパリで亡くなりましたが、自分の亡骸をポーランドに戻してほしいと遺言を残しました。政治的な理由でそれは叶いませんでしたが (お墓はパリに)、心臓だけはワルシャワへと運ばれ、ここに安置されることとなったのです。
ウィーンでベートーベンのお墓に参り、ワルシャワでショパンの心臓に献花を備える、いかがでしょうか?
《続きを読む》ショパンが通ったレストランとして有名な「ホノラトカ」はワルシャワ旧市街近くにあります。ポーランドの英雄ショパンが通った大変古いレストランで、観光名所の一つでもあり、伝統的なポーランド料理を食べることができます (メニューに英語表記あり)。
《続きを読む》ここはポーランド貴族の宮殿だったのですが、現在は大統領官邸です。ショパンが初めて公式演奏会を開いた場所、あるいはワルシャワ条約が調印された場所としても知られています。衛兵の交代式が見られますし、夜のライティングはとても美しいですよ。
ちなみにショパンの演奏会が行われたのは1818年、わずか8歳のときでした。このデビュー演奏会で聴衆の喝采を浴びたショパンは、注目の的となったのです。
当時のクラコフスキェ・プシェドミェシチェ通りやミョドヴァ通り付近では、放課後の英語レッスンへと急ぐショパン、流行のカフェへ知人たちに会いに行く途中のショパン、新しい楽譜を探しに店へ向かっているショパンを毎日のように見かけることができました。
そのような情景に想いを馳せながら、ワルシャワの街を散策してみてはいかがでしょうか。
ポーランドには他にもキュリー夫人やコペルニクスといった偉人たちがいました。一方で、戦争の悲惨な経験があります。それぞれの想いを胸に、ポーランドをぜひ訪れてみてくださいね。