世界最大の国土面積 (地球上の居住地域の8分の1) を誇るロシアの人口は、実は日本よりもほんのちょっぴり多いだけの1億4,000万人ほど。
そんなロシアのイメージは、「プーチン」「怖い」「スパイ」「美人が多い」「極寒の国」「ウォッカ」「シベリア特急」「チャイコフスキー」「北方領土問題」・・・
国土が広いだけあって、ノルウェー、フィンランド、エストニア、ラトビア、リトアニア、ポーランド、ベラルーシ、ウクライナ、グルジア、アゼルバイジャン、カザフスタン、中華人民共和国、モンゴル国、北朝鮮などと国境を接しています。
さて、この記事では、そんなロシアへの旅行を検討している方に知っておいてもらいたい基本的な情報をまとめてみました。
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ロシアの物価は、モスクワとサンクトペテルブルクは日本並みに高いです。それ以外の地域は比較的安いです (モスクワは数年前、「世界で最も物価の高い都市」と称されたこともありました)。
近年、経済の落ち込みもあって (2017年は少し持ち直しましたが) 以前と比較すると物価は安くなってきています。
平均的なレストランでランチをする場合、1人あたり350〜500ルーブルが一つの目安です (1ルーブル = 1.8円 :2018年)。
つまり、日本と比較して「少し安いかなー」という程度です。その代わり、交通費や宿泊費は割安感があります。
※ 物価は場所によってまちまちです
ちなみに、お土産には「ハチミツ」が安くてお得でおすすめです!また、マトリョーシカに代表される工芸品などのお土産は、モスクワの中心部から10kmほど離れたところにあるお土産市場が安くておすすめです。
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治安ははっきり言って良くありません。もちろん、場所によって違いはありますが、泥棒やぼったくりなどの犯罪は多いので注意しましょう。
まず、ロシア旅行が初めての方は、北カフカース地方は避けるべきです。テロ事件が発生している地域でもありますので、入念な準備が必要となります。それ以外の地域は、基本的に安全に旅行ができます。
ただし、日本と比較すると軽犯罪が多いのも事実。特に地下鉄に乗る際は注意しましょう。ホテルでも、一流ホテル以外はセイフティ・ボックスも信用できないようです。
ロシアは治安面で注意が必要な国です。特別な用事がない限り、深夜に一人で街に繰り出すことはやめましょう。また、ハニートラップにも注意が必要です!美しい女性だからといって安易についていくと取り返しのつかない事態に発展しますよ。
夕食を済ませたら、すぐホテルに戻りましょう。
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ロシアは、昼と夜の温度差が激しい内陸性気候です。広大な国なので地域にもよりますが、全体的には寒冷地帯です。春・夏・秋は短く、冬が長いです。夏であっても、長袖のシャツやカーディガンを持っていくことをオススメします。
気候的にオススメのシーズンは5~9月ですが、厳冬のロシアもある意味オススメです。そこには、日本では見ることのできない白銀の世界が広がっています。
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まずはじめに、ロシア人はお給料をもらうとルーブルから米ドルに両替しておく人が少なくありません。ルーブルは時に急落することがありますので、ロシア人でも信用していない人が多いのです。
ちなみにロシア旅行では、ホテルやレストランではカードが使えますし、ショッピングなどではルーブルのほかに米ドルも使えたりします。
なので、最もオススメな方法は滞在費を米ドルかユーロで持っていき、街中のあちらこちらにある両替屋さんで最低限度のお金を両替することです。
ロシアではクレジットカードも広く通用しますし、案外、ルーブルの出番は少ないかもしれません。
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ロシア旅行の一番の関門はビザです。現在でも一部例外を除き、ロシアへ渡航するにはビザが必要となります。しかも、作業が少々煩雑です。
必要な書類は、パスポート、申請書(ロシア外務省からダウンロード)、4.5cm×3.5cmの写真(申請書に貼り付ける)、バウチャー (旅行の予約・支払い証明書)。
問題はバウチャーです。バウチャーは基本的に、宿泊するホテルのホームページから申請します。インターネットを見ると、簡単にバウチャーが入手できる「空バウチャー」もありますが、「空バウチャー」は正式なバウチャーではありません。
現地でトラブルが発生した場合、問題になることがあります。きちんと正規のルートでバウチャーを取得することをオススメします。
初めてロシアに行かれる方は、ロシア専門の旅行会社にビザ発行を依頼するのもいいでしょう。ただしビザの発行には時間を要しますので、時間に余裕を持って申請してください。
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ロシア料理の代表はボルシチ、ピロシキ、ビーフストロガノフ、ぺリメニ…ですね。ロシア料理を一言で表すと「重厚」。一見ボリュームがなさそうに見えてもすぐお腹いっぱいになります。
そして、ロシア料理のもうひとつの特徴は「周辺諸国の影響を受けている」ことです。例えば、スープのボルシチは隣国ウクライナやポーランドの料理だったと言われています。
また、焼き鳥のようなシャシリクはコーカサス料理ですし、餃子のようなペリメニはシベリア生まれの料理です。
私がオススメするロシア料理は、魚の入ったスープ「ウハー」。魚の美味しさとスラヴ文化特有の酸っぱい味付けとのコンビネーションがたまりません。プリヌイ (ロシア風クレープ) もGoodですよ。
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これだけ大きい国なので、至るところに観光スポットがあります。初めてロシアを訪れる方にはモスクワとサンクトペテルブルクがオススメです。
モスクワで必見の観光スポットは赤の広場にある聖ワシリイ大聖堂やクレムリンです。第2の都市サンクトペテルブルクにも、エルミタージュ美術館やペテルゴフ宮殿、血の上の救世主教会といった見どころがたくさんあります。
どちらか一都市だけ…と言われれば、モスクワよりも昔首都だったサンクトペテルブルクの方が観光地は多いでしょう。
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ロシアでは基本的にチップの習慣はありません。ただし、観光客がよく訪れるレストランではチップが期待されることがあります。チップの目安は総額の10%程度。多くのレストランではサービス料が料金に含まれています。
また、ロシア人は欧米諸国のような愛想笑いはしませんし、あなたにも愛想笑いを期待してはいません。一見「ムスッ」として怖そうに感じますが、怒っているわけではないのでご安心を。
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ロシアのコンセントの形は日本のもの (Aタイプ) と違ってCタイプです。ロシア旅行に行くのであれば、100円ショップなどでCタイプの変換プラグを購入しておきましょう。
電圧は220V (日本は110V)、周波数は50Hz。スマホやカメラなどは220Vに対応しているものが多いので問題ありませんが、110Vのみ対応の電気製品を持って行くのであれば変圧器も忘れずに!
ロシア極東(ウラジオストクやサハリン)にある一部のホテルでは変圧器が用意されています。
インターネットに関しては、ロシアでも無料のWiFiが楽しめるホテルやレストランが増えてきました。最近では鉄道の車内でもWiFiが使えるようになっています。ロシアではあまり、インターネットの心配はいらないと思います。
ただし、田舎ではご注意を。
これまでは「近くて遠い国」というイメージが強かったかもしれないロシアですが、「2018年ワールドカップ」(サッカー) を機に、旅行者が増えてくるかもしれませんね!
そのほかの文化的なイベントと言えば「クリスマス」が挙げられます。ロシアでは旧暦に従い、クリスマスは1月7日になります。西側のクリスマスとは異なった、ロシア独自のクリスマスをお楽しみください。
ありがとう:спасибо(スパスィーバ)😌