中世の街並みが息づくオーストリアには世界遺産や芸術に関する穴場観光スポットがたくさんあります。美しい街中を散歩しながら観光するだけで、誰もが心癒されることでしょう。
「ハプスブルク家が築き上げた宮廷文化の香り」「伝統的なカフェ」「世界最高峰の音楽」「優れた博物館 & 美術館」・・・
さらには、スケールの大きな自然もあります。ここでは、そんなオーストリアの魅力を体験できる人気の観光スポットをまとめて紹介したいと思います。

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オーストリアには、絶対人気のウィーン以外にも個性豊かな伝統・文化・歴史をもつ街がいくつもあります。加えて、壮大な自然はあなたの心と身体を癒してくれることでしょう。
つまり、オーストリアは何度訪れてもその都度楽しめる「多彩な魅力に満ちた国」だということです。
◉ 公用語 : ドイツ語
◉ 首都 : ウィーン
◉ 人口 : 約900万人
◉ 通貨 : ユーロ
オーストリアはかつて、中欧に650年間ハプスブルク家の帝国として君臨し、第一次世界大戦まではイギリス・ドイツ・フランス・ロシアと並ぶ欧州五大国の一角を占めていました。
しかしながら1918年、第一次世界大戦の敗戦と革命によって (1867年から続いた) オーストリア = ハンガリー帝国は解体。1938年にはナチス・ドイツに併合されます。その後、第二次世界大戦でドイツが敗戦して以降にようやく独立を回復 (1955年) 。
そんなオーストリアの魅力溢れる観光地を以下でたっぷりと見ていきましょう!

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普通に観光するのであれば春から秋 (5〜9月) にかけての温かい時期がベストシーズンです。特に9月は暑くも寒くもなく、花が咲き、新酒が飲めるいい季節。
ただし、コンサートが目的で「ウィーンフィルや少年合唱団が聴きたい」「オペラが観たい」というのであれば、10〜6月がオススメです!(もちろん、観光客向けのコンサートであれば1年中開催されています)
というわけで、
旅の目的にもよりますが、個人的には5月、9月、12月 (クリスマス) がオススメの時期となります。
ちなみに真夏は暑く、ホテルにエアコンが整備されているとは限らないのであまりオススメはできません。
「世界で最も生活の質が高い街」に選ばれたこともあるウィーンは、ハプスブルク家の栄華と歴史を代表する「シェーンブルン宮殿」「ベルヴェデーレ宮殿」「シュテファン大聖堂」や「市民公園」「ナッシュマルクト (市場)」など見どころ盛りだくさんです。
中でも、ウイーンならではのクラシック・コンサート & カフェはおススメですよ!
🔵 シェーンブルン宮殿

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世界で最も美しい宮殿の一つ「シェーンブルン宮殿」はハプスブルク家がひと夏を過ごした夏の離宮で、ユネスコの世界文化遺産に登録されています。6歳のモーツァルトが初めて演奏をし、マリーアントワネットが嫁ぐまで育った場所でもあります。
マリアテレジア・イエローと呼ばれる鮮やかな黄色の宮殿と広大な庭園は、ウィーンに来たら必見です!
🔵 ベルヴェデーレ宮殿

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ベルヴェデーレ宮殿は、英雄プリンツ・オイゲンの夏の離宮として建てられた美しい宮殿です。 ベルヴェデーレ宮殿には上宮と下宮の2つの美術館があり、中でも上宮には、クリムトの代表作「接吻」をはじめ19〜20世紀を代表する画家の作品が多数展示されています。
ここは、「世界10大美景」とも言われている超オススメ穴場観光スポットなのです!
🔵 ウィーン歴史地区

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オーストリアの世界遺産の一つである「ウィーン歴史地区」は、オーストリアの魅力がぎゅっと詰まっている見どころ満載なエリアです。
ここに来たらシュテファン大聖堂 (ウィーンのシンボル) やホーフブルク宮殿などの歴史的観光スポットが必見なのはもちろんのこと、カフェ巡りやショッピングなども十分に楽しめます!
シュテファン大聖堂
【アクセス】
空港からウィーン市内までバスで約30分
🔵 その他
世界一美しいと言われる「オーストリア国立図書館」にはなんと20万冊もの蔵書が…
「ウィーン国立歌劇場」はヨーロッパでもっとも権威のあるオペラハウス。夏はオペラのシーズンオフなのでガイドツアーしか楽しめませんが、外観だけでも十分絵になる建物です。
「美術史美術館」にはブリューゲルやフェルメール、ルーベンスなどの名作が数多く収蔵されています。
ザルツブルクはオーストリアの有名な人気穴場観光スポットが集結しているエリアです。かの有名なモーツァルトの生家や「サウンド・オブ・ミュージック」の舞台となった場所もこのスポットにあります。
美しいバロック様式の街並みとアルプスの壮大な山岳風景がとっても魅力的で、「ミラベル庭園」「ゲトライデガッセ」「レジデンツ広場」など見どころ満載!
🔴 ザルツブルク歴史地区

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ザルツブルクの街中にはいつも音楽が溢れており、ヨーロッパで最も美しい場所の一つとして世界遺産に登録されています。ロマンチックな街並みとともに、荘厳な建築物が建ち並んでいます。
また、モーツァルトの生誕地としても知られるこの街では多くのコンサートが開催されています。
🔴 モーツァルト生家

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ザルツブルクにはオーストリアが生んだ天才ピアニスト・モーツァルトの生家があります。現在は様々な資料が展示されており、たとえば1 階では「モーツァルト」という特別展示が年ごとに違ったテーマで開催されています。
🔴 ミラベル宮殿

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ミラベル宮殿は映画「サウンド・オブ・ミュージック」にも登場するオーストリアきっての人気観光スポットです。ザルツァッハ川の右岸にあり、ホーエンザルツブルク城 (ザルツブルクのシンボル) をバックに旧市街を見渡せる絶好のロケーションにあります。
是非、毎日のように行われている演奏会を楽しんで来てください。

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オーストリアの西側に広がる「チロル地方」は3,000m級の山々と多数の氷河に囲まれています。アルプスの壮大な自然が、(季節を問わず) 訪れる人々に感動を与えてくれます (冬はアルペンスキーやクロスカントリー、夏はハイキングやロッククライミングなどが人気のアクティビティです)。
このチロル地方では独特の文化・伝統が培われており、それらは現在にも引き継がれています。「カーニバル」「復活祭」「夏至祭」「秋の収穫祭」「クリスマス」…と四季折々の伝統的なイベントを楽しむことができます。

インスブルックはチロル州の州都であり、古代ローマ帝国時代にまで遡る歴史的古都です。美しい自然のみならず、ハプスブルク家のもと発展を遂げてきた街には数々の文化遺産が継承されています。
世界で一番美しい湖岸の町ハルシュタット 《続きを読む》

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グラーツは、ウイーンに次ぐオーストリア第二の都市です。スロバニアの国境から約60kmの位置にあります。中世を感じさせる情緒に満ち溢れており、産地直送のマーケットはいつも賑わいを見せています。洗練されたモダンな魅力もあるグラーツは、規模が大きすぎずゆったりと散策できる素敵な街です。

グラーツ旧市街と大阪屏風絵のあるエッゲンベルク城は共に世界遺産に登録されています。この町の見どころとしては、グラーツの3大苦難を描いた15世紀からの「苦難の絵 (Gottesplagenbild)」などが見られる印象的な大聖堂、時計台、ハプスブルク家の霊廟など。
そして、ナポレオンも攻め落とすことができなかった城壁「シュロスベルグ」があります。ここは、「世界一強固な城壁」としてギネスブックに記されています。

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産業・歴史・文化・自然が見事に調和している街「リンツ」は、かつては鉄鋼業を中心に繁栄したオーストリア第3の都市です。アルプスの山々や川などの自然美、中世からの雰囲気を残す歴史地区、マリア大聖堂、リンツ城などは必見です。

現代建築物に興味のある方は、「アレスエレクトロニカセンター」「レントス現代美術館」「ブルックナーハウス」などを見てみてください。特にアレスエレクトロニカセンターは、デジタルアートとデジタルメディアにおいて世界をリードする存在です。
ちなみに、ナチスのアドルフ・ヒトラーの故郷はこの近郊のブラウナウ・アム・インです。
🔵 ブルゲンラント地方

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ブルゲンラント州はオーストリア共和国を構成する9つの連邦州のひとつです。東部に位置し、美味しいワイン (ワイナリー) で有名です。他にも、世界遺産のノイジィードラーゼー湖があり、湖と周辺地域はゼーウィンケル国立公園になっています。

葦の草原が続いており、300種類以上の野鳥を観察することができます。湖畔には、「コウノトリがコロニーを形成している村」「隣国ハンガリーの雰囲気を感じることのできる村」「音楽祭が開かれる村」などがあります。
また、フォルヒテンシュタイン城やロッケンハウス城、ギュッシング城、エスタハージー宮殿などの古城も魅力的です。
🔴 ケルンテン地方

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ケルンテン州は、イタリア & スロバニアと国境を分かつオーストリアの最南に位置しており、国内で最も晴天の日が多いため「南国の情緒」があります (写真は冬景色を使用していますが)。
ヴェルターゼー湖、オシアッハゼー湖などの大きな湖があり、水上スポーツが盛んです。北部には、オーストリア最高峰のグロースグロックナー山が聳えており、東にはアルプスの山々の稜線が連なります。展望台が多数あるため、壮大な山々を眺望することができます。

ちなみに州都の古都クラーゲンフルには「バロック様式」「アールヌーボー様式」の建物が美しく保存されています。
🔵 ゼメリング鉄道

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ゼメリング鉄道はウィーン 〜 グラーツ間を結ぶ世界で最初の山岳鉄道で、鉄道全体が世界遺産に登録されています。車窓から望む自然の美しさには心癒されることでしょう。
🔴 ヴァッハウ渓谷

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「ドナウ川流域で最も美しい」と言われているヴァッハウ渓谷 (Wachau) は、オーストリア北部に広がる素敵な景勝地で、約36kmに及ぶ渓谷全体がユネスコの世界遺産に登録されています (ウィーンから、ドナウ川遊覧船/鉄道で行くことができます)。
ヨハン・シュトラウスの「美しく青きドナウ」の旋律を絵に描いたような美しい景観が広がっており、ブドウ畑や古城、バロック様式のメルク修道院、教会など見どころ満載!
ドナウクルーズの出発点メルクにある「メルク修道院」は渓谷のシンボル的スポットで世界遺産にも登録されています。
この地域は、ワインのみならず杏も有名です。杏のケーキ、杏の飲み物、ジャムなどを是非味わってみてください!
メルク修道院からヴァッハウ渓谷クルーズに乗って終点から1つ手前で降りると、青い修道院が目印の小さな島「デュルンシュタイン」に到着します。

ぶどう畑としても有名なこの場所では、オーストリアで最も高級なワインが造られている場所でもあります。そのため、多くのホイリゲ(ワイン酒場)があります。
いかがでしたか?オーストリアには他にも魅力的な穴場観光スポットがたくさんあります。どこも行ってみたくなるようなとっても魅力的なスポットばかりなので、調べるときりがありません。
というわけで、次回の旅行には是非オーストリアを訪れてみてくださいね!