「ディズニーの児童虐待問題」に集約されるアジアとアフリカの超格差社会

おそらく、多くの皆さんは「アフリカは紛争が多く貧しくて大変」だとか「エイズやエボラ大流行など困難が多すぎる」など、アフリカを総まとめにして考えているのではないでしょうか。

しかし今、アフリカ大陸ではこれまでの先進国とは異なる道筋で、急速な経済発展が進んでいるのです。

 

2000年以降目立った紛争は起こっていませんし、特に、都市部の暮らしぶりは先進国と何ら変わりありません。

しかし、アフリカ全体が豊かになったわけではありません。乳児死亡率は未だに高く、医療体制は整っていません。

 

さて、ここから本題に入りましょう!

 

 

 

なぜアフリカはアジアのように成長できないのか?

 

理由1. 植民地からの独立の経緯

15世紀にポルトガルが植民地化を始めてから、欧米列強はアフリカ諸地域の支配権を激しく争いました。国境は地図をもとに引かれ、民族や言語などの文化は全く考慮されませんでした。このため、国民統合は難しく政情は不安定化しやすいのです。

 

理由2. 農作物生産量の低さ

ヨーロッパやアジアなど、経済成長を遂げてきた国はいずれも、農村部の農業と都市部の工業が連携する形で成長してきています。これが出来ていないアフリカでは「豊かな都市部」と「貧しい農村部」に分断されています。

つまり、ヨーロッパやアジア諸国の経済成長とは異なり、アフリカのそれは資源頼みになっています。

 

 

 

21世紀に入って

中国やインドなどアジア勢の急成長で原油など様々な資源の需要が一気に増えました。

例えば、アフリカ南西部にあるアンゴラは2002年に内戦が終結してから、原油のおかげで経済が急成長!しかしそれは、一部の人にだけ所得が集中し、その他には循環しない経済構造なのです。

そうなんです!

資源頼みでは格差社会が進むだけなのです!

 

アンゴラに限らず、アフリカの国々の都市部では年収1,000万円のビジネスマンや役人が珍しくありません。

一方、1日1ドル以下での生活を強いられる貧困層が農村にはたくさんいるのです。

 

そして現在、日本をはじめとする先進国でも、富裕層への資本の集中が進んでいます。

 

 

 

世界の中の日本人 ☆

タイ、フィリピン、インドネシアなどアセアン諸国の人々からすれば日本人はお金を持っています。

ですから、日本人は東南アジアにおける格差社会の不利益に押し潰されることよりも、「日本人」ということで恩恵に預かることの方が多いのかもしれません。

タイで「日本人」と言って毛嫌いされることはほぼないでしょう。「日本人」と知ればある意味一目置かれる存在です。

 

 

 

アジアの格差社会に耐え切れず帰国する日本人

日本に住み続けるのが苦しい高齢者や、新天地を求めてタイにやって来た若者たちが、タイに居心地の良さを感じるのはそういったことが背景にあるかもしれません。

かつて日本は、スウェーデンやノルウェーのように「世界で最も成功した平等国家」と称されていたことがありました。

 

そんな私たち日本人からすると、アフリカやアジアに存在する「超格差社会」は強烈なストレスです。

フィリピンやタイなどから帰国を余儀なくされる日本人の中には、「格差の下で暮らす人々を見ていると辛くてたまらない…」「かと言って自分にはどうすることもできない」とする心の葛藤の末、ついには日本へ帰ってしまうのです。

 

 

 

まとめ ♡

日本人は世界でも有数の先進国の人間として生活しています。それは日本人の努力の結果でもあり、途上国の人たちを踏み台にしてきた結果とも言えます。

欧米諸国同様、アジアやアフリカに外資として参入し、公害を撒き散らしています。地元の住民たちは多くの疾患を抱えていますが、我々は歴史の中でそのことを無視し続けてきました。

 

「ディズニーの児童虐待問題」をご存知の方であればお分かりかと思いますが、我々は結果的に、安価な商品を世界中から手に入れています。

それらが児童労働や厳しい労働条件の下で作られた製品であるということを知らずに…
 

 

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