バンコクには「格安」(宿) から「高級」(ホテル) まで、様々なタイプの宿泊施設が存在しています。「素敵なプールのあるホテル」「ルーフトップバー付きのホテル」「景観に優れたホテル」「とにかく安い宿」などなど。また、「夜遊び向け(歓楽街)エリア」「ショッピング向けエリア」「伝統的な建築物が点在するエリア」など、周辺環境の雰囲気も多種多彩です。
というわけで、自分の好みの宿泊エリアを発掘すべく、以下を参考にしていただければ幸いです。
バンコクの中心地 バンコクには、大きく分けて以下7つの宿泊エリアがあります。
①「スクンビット」 (総合的に利便性の高いエリア)
②「シーロム」 (歓楽街エリア)
③「チャイナタウン」 (バンコク最大の中華街エリア)
④「サイアム・プラトゥーナム」 (ショッピング街)
⑤「リバーサイド」 (ラグジュアリーホテルが連なる川沿いエリア)
⑥「旧市街」 (王宮&寺院エリア)
⑦「カオサン通り」 (バックパッカー向け)
スクンビット・エリアの夜景 「スクンビット」&「シーロム」は商業施設が多く、夜中でも人通りが多いエリアとなっています。
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日中はショッピングモールで買い物したりマッサージを受けたり。食事一つとっても「タイ料理」「日本食」「インド料理」「洋食」など、選択肢が多いです。さらに、日本人居住者が多いエリアでもあるので、日本語の情報を多く目にすることもできます。そういった意味では、バンコク初心者の方は① or ②に滞在するといいかもしれません。
《スクンビットの特徴》
日本人向けの店舗が多い 観光地は少ない 公共交通機関が充実している
三大寺院などの人気観光地へはBTSやMRTで簡単にアクセスできますし、バンコク最大の歓楽街「ナナプラザ」もあるため、夜遊び目的の男性にはおすすめです。
《シーロムの特徴》
日本食の店が多い 公共交通機関が充実している 駅周辺に露店・ナイトマーケット・パブが集中して賑やか
シーロムは、オフィス街と歓楽街が入り混じる都会エリアです (人通りが多くて夜も賑やか)。「スクンビット」同様、昼も夜も楽しめるエリアと言えるでしょう。
バンコクで一番「癖が強い」東南アジアらしいエリアがここ!バンコクでは消えつつある「路上屋台」が多く、路地裏には香辛料や発酵食品の匂いが鼻をつく市場が広がっています。
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「ヤワラート通り」を中心に、中華街が広がっています。「東南アジアの雑多な雰囲気が好きな人」「変わった場所が好きな人」であればこのエリアに宿泊すべきです。ここでは、チャイナタウンの中心に佇むデザイナーズホテル「Shanghai Mansion Bangkok」に泊まってみてはいかがでしょうか。ホテルとは思えない見た目で、外観も内装も全て中国風です。
中華圏の文化に魅了されがちな西洋人には「インスタ映え」するホテルとして知られています。客室には「好運」「財富」といった縁起の良さそう名前が付けられています。ウェルカムドリンクにワインをくれたり、夜には1階のバーで生演奏ライブを楽しめたりと十分楽しめます。
「サイアム・プラトゥーナム」エリアは、バンコク随一のショッピング街です。
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バンコクにある巨大ショッピングモールの多くがこの辺りに集結しています (日本の新宿・渋谷のような感じ)。そのため、買い物目的でバンコクを旅行する人にとっては最も利便性の高いエリアと言えるでしょう。ただし、多くのショッピングモールは22:00頃に閉まるので、その後は閑散としています (屋台・パブなどがないため夜は静か)。
というわけで、「昼間の活動が中心となる人」「夜は出歩かない子連れ旅行者」向けのエリアです。コンビニやマッサージ屋さんは多く、けっして不便ではありません。ここでは、超高層ホテルの「バイヨーク・スカイ・ホテル」に宿泊してみてはいかがでしょうか。83階にルーフトップバーがありますし、バンコクを一望しながらの朝食は最高ですよ。
「リバーサイド」とは、バンコク市内を南北に走るチャオプラヤー川沿いのエリアを指します。
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この辺りで良いホテルを選ぶと、
ホテル施設が豪華で、 客室からチャオプラヤー川が望め、 ホテルからBTSまでシャトルボートで移動することができます (中には専用の船着場が設置されているホテルも)
宿泊料金は他エリアよりも高めですが、ホテル施設の内容はバンコクで一番ゴージャスと言えるでしょう。というわけで、「充実したホテルライフを楽しみたい方」にはおすすめです。以下、参考までに4つのホテルを紹介しておきましょう。
① Lebua at State Tower (ルブア・アット・ステート・タワー)
ルーフトップバー「Sirocco」 このホテルは屋上に設置されている世界一高いスカイバー「シロッコ」が映画「ハングオーバー2」の撮影に使われたことから有名になりました。プールやジムなどの施設も充実しています。
② The Peninsula Bangkok (ザ・ペニンシュラ・バンコク)
スタッフの接客レベルがとても素晴らしく、ほどよくフレンドリーなところも好感が持てます。ホテル内には3層に分かれた巨大なプールやリバービューレストランもあります。植物が綺麗に手入れされた中庭もあって、歩いているだけで清々しいです。
③ Chatrium Hotel Riverside Bangkok (チャトリウム・ホテル・リバーサイド・バンコク)
リバーサイドにある高級ホテルの中で抜群のコスパを誇るホテルの一つです。料金はそれほど高くないにも関わらず、広い客室&バルコニー付き。さらには屋上ルーフトップバーや大きいプールまで完備されています。もしかしたら、部屋からの景色は一番良いかもしれません。「アジアティーク」(商業施設) に近く、ニューハーフショーやナイトマーケットを目的にしている方には便利な立地にあると言えるでしょう。ホテルには無料シャトルボートもあります。
④ Mandarin Oriental Bangkok (マンダリン・オリエンタル・バンコク)
マンダリン オリエンタル バンコクは130年以上の歴史を持つ老舗かつタイ最高級の五つ星ホテル です。その分宿泊料金は高いのですが、その金額に恥じないだけの設備のクオリティとホテルスタッフの質の高さを誇っています。
リバーサイドには、他にもチャオプラヤー川が望める高級ホテルが連なっています。
[SU_NOTE NOTE_COLOR=”#FAEBC4″ TEXT_COLOR=”#902F32″]⑥「旧市街」[/SU_NOTE] 観光名所・屋台・露店が多い代わりに、パブやショッピングモールはほとんどないエリアです。昼は観光客で賑わっていますが、夜は閑散としています。日中にじっくり三大寺院 (ワット・プラケオ、ワット・ポー、ワット・アルン) や王宮などを巡って、夜はのんびりホテルで過ごすという方にはぴったりの立地です。ライトアップされた巨大な仏塔など「タイならでは」の光景が見られます。 (リヴァ・アルン・バンコクやアルン・レジデンスなどの) ホテルでは、料理や入浴を楽しみながら輝くワットアルンの夜景を愛でることができます。
[SU_NOTE NOTE_COLOR=”#FAEBC4″ TEXT_COLOR=”#902F32″]⑦「カオサン通り」[/SU_NOTE] 「バックパッカーの聖地」と呼ばれる世界中のツーリストが集まるエリアです。ゲストハウスや安宿、ツアー会社が多いため、節約長期旅行をするバックパッカーたちがここカオサンを旅の出発点としています。夜になると道端のレストランやバーから大音量のクラブミュージックが流れ、旅人たちは深夜まで踊り明かします。
[SU_NOTE NOTE_COLOR=”#FAEBC4″ TEXT_COLOR=”#902F32″]まとめ[/SU_NOTE] バンコクでのホテル選びは、「目的」に合わせたエリアが重要だと思います。良いホテルに泊まっても、不便な場所に滞在してしまうと大変です。バンコクは一年中日本の夏のような暑さなので、無駄に歩き回ったりするとストレスが溜まります。また、周囲に人通りが少ないエリアは治安が心配です。
そのため、バンコクでのホテル選びはまずは「エリア」、次に「予算 」や「ホテルの雰囲気」などを考慮して決めるといいでしょう。