「幸せの国」(世界で最も幸せに暮らせる場所) としてその名を知られ始めている中米の国コスタリカは、麻薬関連の事件が発生し、若干「治安面で不安」を残しつつも、経済的には発展を続けている国でもあります。
この治安面 (高い犯罪率) を少しだけ注意して旅をすれば、(美しい自然を中心に) 観光の見どころはたくさん!
「生物多様性ホットスポット」(地球上の生物種の5%近くが生息) と言われ、ネイチャー派向けの観光スポットが山ほどあります (エコツーリズム発祥の地)。
基本情報
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コスタリカは民主主義の歴史が長く (小学校で模擬選挙を実施)、政治的にも経済的にも比較的安定しています。教育にも力を入れている国で (国民の識字率高し)、自然豊かな観光地が多いのが特徴です。
また、1949年に憲法で軍隊放棄を決定し、以来「軍隊を持たない平和国家」となっています。
自然豊かで「幸せに」「平和に」暮らせる国コスタリカ。日本も見習うべき、理想的な国…なのかもしれません。ただし、実際に行ってみると昼間にも関わらずホームレスの人が怒鳴られたり追いかけられたりしており、理想郷からは程遠い実態も明らかに見えてきました。
隣国から多くの移民が流入していることが治安悪化の一因に。とはいえ、コスタリカは中南米の他の国々と比較すると治安は良い方だと言えるでしょう。特に自然に囲まれた国立公園などの主な観光地では犯罪被害が少なく、女性の1人旅でも安心と言われています (都市部ではスリなどに要注意)。
◉ 公用語:スペイン語
◉ 首都:サンホセ (標高1170m)
◉ 人口:約500万人
◉ 通貨:コスタリカ・コロン (CRC)
◉ 盛んなスポーツ:サッカー
◉ 電力:9割以上を自然エネルギーに由来
◉ 宗教:85%がカトリック (プロテスタントや仏教、イスラム教、ユダヤ教、ヒンドゥー教なども信仰されています)
コスタリカは、他の中米諸国と違って白人の割合がとても多い国です (90%以上が白人)。
そんなコスタリカ観光のベストシーズン は12〜4月 (乾季)です。雨季にはかなり雨が降ります。
★ アレナル火山
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首都サンホセから3時間。コスタリカのシンボルとも言えるアレナル火山 (標高1600m) はちょっと活発な活火山であり、運が良ければ溶岩が流れ出る姿を見ることができます。アレナル国立公園の一部にあり、公園内では他にアレナル湖での釣り、トレッキングやキャノピーなどのアクティビティが人気です。
ふもとの町「ラ・フォルトゥナ」から、この国立公園を効率よく回るツアーに参加してみてはいかがでしょうか。
首都サンホセから日帰りで行ける距離でもありますが、周辺にも見どころがたくさんありますので、宿泊してゆっくりと散策されることをおすすめします。
☆ カウイタ国立公園
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カリブ海沿岸にあるカウイタ国立公園には、サル・ナマケモノ・色鮮やかな鳥たちが豊富です。中でも、鮮やかなブルーが印象的な大型の蝶「モルフォ」を至るところで見ることができます。
ジャングル散策が終わったら、そのままビーチへGo!ビーチでは、レゲエのリズムやカリブなまりの英語が耳に飛び込んできます。ヨーロッパ系の住民が多い他のコスタリカ地域とは異なり、ジャマイカなどから入ってきた人たちが作り出す文化はまた新鮮に感じられるに違いありません。
ちなみにこの観光地はコスタリカでは珍しく入場料が設けられておらず、寄付制となっています。先住民ブリブリ族の居住地も残されているこの素朴な自然公園で、カリブの休日を楽しんでみてはいかがでしょうか。
★ グアナカステ保全地域
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コスタリカ北西部 (太平洋側) にあるグアナカステ保全地域」は周辺の国立公園・野生生物保護区・試験森林がユネスコの世界遺産に登録されている観光スポットです。「熱帯乾燥林」という独特の植生を持ち、その規模は中米最大と言われています。ぜひ、乾季のトレッキングなどをお楽しみください。
☆ ココ島国立公園
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ココ島 (国立公園) はダイビングで有名な世界遺産の孤島です。コスタリカ本土から550kmも離れているため、行くにはツアー参加が必須です。
ハンマーヘッドシャークやジンベイザメなどのサメをはじめ、ウミガメ・マンタ・カジキなど大物を至近距離で見ることができるとあって、ダイバーたちの人気を集めています (ベストシーズン は雨季の5〜10月)。
かつてココ島が無人島だった頃、海賊たちがここに財宝を隠したと言われていますが、それは未だ見つかってはいません。また、この島は映画「ジュラシックパーク」のモデルにもなっており、恐竜が生息していた時代を彷彿とさせる風景がそこにはあります。
(コスタリカ本土プランタルナス港から船で35時間)
★ コルコバード国立公園
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豊かな自然を誇るコスタリカの中にあっても、ここは「コスタリカ最後の秘境」とまで言われる自然愛好家たちのパラダイス!ジャガーやオセロット、オオアリクイ、バクなど希少動物の宝庫といわれ、動物目当ての方であれば滞在日数を伸ばしたくなる貴重な熱帯雨林。
あのカラフルなコンゴウインコがコスタリカ国内で最も多く生息していることでも有名な場所で、彼らの群れが夕陽とコラボしている光景を見ることができたら、それはまたとない経験となることでしょう。
(サンホセからのパッケージツアーで行きましょう)
☆ タバコン温泉
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コスタリカのアレナル火山のふもとには、温泉スパがたくさんあります。大人を対象にしたものやファミリー向け、テーマパーク風などなど。日本の温泉とはまた一味違った、コスタリカならでは熱帯の贅沢な自然空間の中に様々な温泉があります。
ジャングルの中の渓流、段々滝の温泉、いくつもの工夫を凝らした湯船、プール、そしてプールに併設されたバー。素敵ですね!ここでは温泉だけでなく森林浴もできます。至れり尽くせりの観光地です。
この辺りは高級リゾートスパとして世界的にも有名で、多くの人々が訪れています。数あるコスタリカの温泉の中でもイチ押しの観光スポットです。
★ トルトゥゲーロ国立公園
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「トルトゥゲーロ国立公園」はコスタリカ中央部のカリブ海沿いに広がる密林地帯 (トルトゥゲーロは「カメのいる場所」の意味)。7~10月のアオウミガメの産卵シーズンに行く機会があれば、是非ガイド付きのツアー (サンホセから1泊2日) に参加されてみてください。
エコツアーとして人気で、手つかずのジャングルは野生動物の宝庫!珍しい動物を発見すればすぐそこへ船を寄せてくれます。国立公園内には、水鳥・ワニ・サル・ナマケモノ・トゥカン・ジャガーなど、たくさんの野生動物が生息しています。
(サンホセから車で5時間)
☆ パクアレ川でラフティング
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コスタリカで最もダイナミックかつスリリングなラフティングが楽しめるのがここパクアレ川です。難度レベル5段階中「4」で中上級者向きです! ただし、お子さん連れにはレベル3のサラピキ川がおすすめです。
★ モンテベルデ自然保護区
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「モンテベルデ自然保護区」は熱帯雲霧林と呼ばれる雲や霧に覆われた湿度の高い幻想的な密林で、アレナル火山と並ぶおすすめ観光スポットです。「世界一美しい鳥」ケツァールをはじめ、ハチドリ、オオハシなど400種類以上が生息するコスタリカ随一の野鳥の楽園でもあります (ケツァールは手塚治虫の「火の鳥」のモデル)。
保護区内では、吊り橋形式のスカイウォークやキャノピーなどを楽しむこともできます。
ちなみに、ケツァールが見れるシーズンは11~5月です。
(サンホセから4時間)
☆ マヌエルアントニオ国立公園
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マヌエル・アントニオは何とも贅沢な観光地です。熱帯雨林とビーチを併せ持った人気の国立公園で、熱帯雨林ではナマケモノ・リスザル・ノドジロオマキザル (コスタリカに生息する4種類のサルのうちクモザル以外の全て) を見ることができます。
一方で、海岸に出ると白砂の極上ビーチでサーフィンやパラセイリングなどを楽しむこともできます。とにかく見どころが多いので、最低2日間は滞在してほしい場所です。賑やかなビーチから静かなビーチまで、お好みに応じて選ぶことができる人気の観光スポットです。
(サンホセから車で3時間)
★ ラ・アミスター自然保護区
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コスタリカに3ヶ所ある世界自然遺産の1つが「ラ・アミスター自然保護区」です。パナマとの国境にまたがるタラマンカ山脈一帯に広がる自然保護区で、3,000m級の山々が連なっています。コスタリカで登山にチャレンジしたい人は是非ここに足を運んでみてください。
シンボルはコスタリカ最高峰のチリポ山で、富士山より高い標高3819mを誇ります。広大かつ高低差のある公園内には8つの植生帯があり、多種多様な動植物が存在し登山者を和ませています。
チリポ山への登山には特別な技術は必要ありませんが、気候の安定している12〜4月 (乾期) に行くことをおすすめします。
☆ ラ・フォルトゥーナの滝
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この滝は、ラ・フォルトゥーナの街からすぐのところにある落差70mほどの水量の多い豪快な一本滝です。もちろん、行ったからには滝つぼで泳ぐこともできます。
さらにキャノピーで空中滑走を楽しむこともできます。
★ リオ・セレステの滝
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リオ・セレステはボルカン・テノリオ国立公園内でしっかりと保護されている滝で、「水の色の美しさ」「神秘性」で世界一!…と称されています。火山成分が混ざることでこのような神秘的ブルーが生まれているようです。雨季には茶色く濁るので、行くなら乾季がベストです。
「世界一美しい滝」にも選ばれたことのあるリオ・セレステの滝。是非一度訪れてみてください。