ロングステイに最適な海外 (アジア) の人気都市



日本人が長期滞在したい国として、「マレーシア」「タイ」「フィリピン」「シンガポール」「台湾」「インドネシア」などのアジア勢がとても人気です。

その理由は簡単。シニア層が定年退職後、年金で「安い」「近い」「快適」な地を求めたからです。1990年代頃までは欧米がすごく人気だったのですが、2000年前後からアジアが注目されるようになったのです。
 

また最近では、英語を学ぶためにアジアに移る人たちも増えてきています。他にも、一年中温暖な気候が好まれ、アジアで起業する人たちも増えてきているようです。

加えて、いずれの国も親日的なので、多少言語に難があっても、快く迎えてもらえます。異国で暮らす上で「親日」はプラス要素ですね。

 

 

1週間のプチロングステイが人気

暮らすように滞在する「ロングステイ」が人気です。かつては、「リタイヤしたシニアが悠々と余生を楽しむもの」というイメージがありましたが、今は、若者たちの間で1週間程度使って1カ所に滞在するプチロングステイが増えてきています。

セブ島などの海辺のリゾート地も定番で人気なのですが、実は、シティリゾートが近頃人気なのです。

 

 

比較的移住が簡単なフィリピン

日本人が海外移住を考える場合、現時点で一番簡単な国はフィリピンと言えるのではないでしょうか。条件面のハードルが低く、「英語が通じる」「物価が安い」といったところで人気のようです。ただし、食事と治安に関しては若干不満に感じる人もいることでしょう。

 

 

総合力で人気のマレーシア

マレーシアは、かつてイギリス領だったこともあり英語がよく通じます。この点、ロングステイ先として人気を集める理由の一つです。さらに、親日国で物価が安く、日本企業がたくさん進出していることから「日本語が通じる病院や施設が多い」点も魅力です。治安が良いのも大きいですね。

 

 

日本から直行便もあるインドネシア

バリ島 (人気観光地) をもつインドネシアは、「物価の安さ」や「常夏」っぷりはおろか、日本から直行便が出ている点もロングステイに向いていると言えるでしょう。特にバリ島は、観光地というだけでなく (インドネシアの中で) 治安が良いのでおすすめ。バリ島の沿岸部にはリゾートホテルがたくさんあり、内陸部にはロスメンと呼ばれる民宿がたくさんあります。

 

 

生活水準の高いシンガポール

一般的に東南アジアは日本より生活水準が落ちるものですが、シンガポールだけは他の国とは一線を画す存在です。
高層ビルが立ち並び、近代的で洗練された雰囲気を醸し出しています。衛生面でも治安面でも、群を抜いています。その代わり、物価が高いのがシンガポールの難点と言えるでしょう。

 

 

食べ物が美味しいベトナム

かつてフランスに統治されていたことから、フランスの面影とアジアのエキゾチックさを併せ持つベトナム。そんなベトナムの魅力はなんといっても「物価の安さ」と「食事の美味しさ」です。また、比較的治安が良いのもベトナムのメリットと言えるでしょう。ホーチミンであれば、日本語が通じる病院もあります。

 

 

多彩な魅力を併せ持つタイ

他の東南アジア諸国同様、タイもロングステイ先として人気です。「物価」「気候」「食事」「治安」 。。。どれをとっても平均点を上回ります。

現在、タイに3カ月以上滞在している人は5万人を越えており、3カ月以内の人を含めると約10万人の日本人がタイに滞在しています。タイの場合、首都のバンコクだけでなく北部最大の都市チェンマイなどもロングステイに人気です。

 

 

気候の快適さを求めるなら…

アジアでは、マレーシアの高原都市キャメロン・ハイランドやインドの山岳リゾート・ダージリン、タイの王族リゾート地ホアヒンなども人気です。

いずれも夏の滞在がおすすめです。コロニアルスタイルの建物やホテルが残っているのも素敵で、ダージリンには世界遺産にも登録されているかわいらしい山岳鉄道トイ・トレインが現役で走っています。

 

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いや〜、選択肢が多くて迷ってしまいますねー。一方で、「(100%) ここがいいっ」と言える場所もなかなか見つかりません。

というわけで、その国の将来の政治・経済の展望を踏まえた上で、ある程度は妥協しないといけないのではないでしょうか。不便・不満足をも楽しめるチカラこそ、ロングステイに求められると私は思います ☆