世界の「出生率」と「人口」問題を考えてみよう



日本を含めて、世界的に低迷する (先進国における) 出生率低下の主因は「結婚」自体が減っていることにあります。結婚するにしても晩婚。。。若者の未婚化は東アジア諸国共通の現象ともなっており、この背景の一つに女性の高学歴化があります。

経済力を身にまとった彼女たちは、男性に依存する必要性がなくなりました。もちろんこのことが即「未婚」「少子化」に直結する…というわけでもないのですが、アジアでは (欧州と違って)「婚外子」への風当たりが強いので、子供が増えていかないのです。

 

希望出生率の低下

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低下著しい東アジアの出生率

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国連による2100年までの人口予測

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まとめ

今回紹介した内容をまとめると、

 

  • 人口の増減に最も大きい影響を与えるのは出生率
  • 1960年代以降、世界の合計特殊出生率は低下している
  • その背景には女性の自立がある

 

ということです。

 

「科学技術の発達」や「環境・価値観の変化」などによって、人々の生活は大きく変わってきています。予測される未来もどんどん変わってきています。そんな中、少子高齢化や人口減少は一見ネガティヴな言葉に感じられるかもしれませんが、ジェンダーギャップが縮小され、人生に選択権を持って生きられる人が増えてきた結果とも言えるでしょう。

超加速度的に進んだ人口増加の先にあるのは、さらなる増加による人口過剰なのか、はたまた超少子高齢化社会なのか。行く末はまだわかりませんが、どのような結果になっても、人々が今より良い生活ができているのであれば、それは良い未来なのだと思います。あなたは、人口の推計値をみてどんな未来を予想しましたか?ぜひ考えてみてください!